都会の秘境?!等々力渓谷を散策【東京の旅】

ここは世田谷区等々力!

東京に引っ越して来たときは「旅するところなんてあるのか?」と不安でしたが、
何とかなるものですね!

殆どの記事が都内から離れた場所なので「都心も探索しなければ」って
たまに思うのですが、駐車場がない、電車に乗りたくない、人混み嫌いという理由で
重い腰があがらないのです。

ということで今回は都心に近い自然スポット、世田谷区の等々力渓谷に行ってきました。

 

等々力渓谷

2015-12-02 13.43.26等々力渓谷は武蔵野台地の南端に位置する約1kmの渓谷です。
川の名前は谷沢川といい、国分寺崖線を貫く形で流れています。

単純に谷沢川が浸食して渓谷ができたのかと思いきや違うらしいです。
もともと谷沢川は等々力渓谷を経由せず東、現在の九品仏川(暗渠河川)方面へ行き呑川に合流、そして東京湾に流れていたようです。

「では今ある渓谷は一体?」となるわけですが、どうやら多摩川の浸食が谷沢川付近まで及び谷沢川の流れを奪ったということ。河川争奪戦に多摩川が勝ったということです。
この手の話は時間のスケールがでかすぎて、想像、理解するのに時間がかかります。

江戸時代に農民が流れを変えたのではないかという説もあります。

※武蔵野台地…青梅を頂点とした多摩川の扇状地で、多摩川と荒川の間に広がる範囲。
※国分寺崖線…多摩川が気の遠くなるような年月をかけて浸食させた崖地。

 

パワースポット等々力渓谷観光

2015-12-02 13.49.50稚光大師。

稚光大師は弘法大師(空海)の幼い時の姿。
近くの説明板には綜芸種智院について書いてありましたが、幼い弘法大師がここに安置されている理由は読み取れませんでした。

 

2015-12-02 13.50.03稚光大師の傍に合った石像の頭。
稚光大師よりもこっちのほうが気になります。

 

2015-12-02 13.51.00不動の滝。

不動の滝の音が渓谷内で響き渡り轟いた(とどろいた)ことから等々力の地名が付けられたと言われています。恐らくかつての滝は水量がもっとあり轟々と流れていたのでしょう。

写真を見てわかるように滝下まで飛び石が設置されていて滝行をおこなえるようになっています。

 

2015-12-02 13.55.27

 

2015-12-02 13.51.18

 

2015-12-02 13.57.18不動の滝付近には三体の不動明王像が安置されています。 
写真真ん中不動明王像がメインかな。他の二つは後から取ってつけたような感じに見えます。

 

2015-12-02 13.57.51不動の滝上にある神変窟。神変大菩薩。

神変大菩薩は役の小角(えんのおづの)という飛鳥時代(7世紀くらい)に実存した人物です。
修験道という仏教や神道、山岳信仰が入り混じった日本独自の宗教の開祖。

修験者は山の奥深くに入り込み、岩、滝、木、動物などの自然に宿る神霊を拝みます。
栽培された穀物を断食する木食行。洞窟に籠る。不眠不動。滝行。火渡り。
最終的には土の中に入り命を捨てるという修行を行います。

擬死再生が根本思想にあります。
苦行の中で罪を滅ぼし、一度死んで新しく生まれ変わるというもの。

役の小角の思想は民間宗教として長い間崇められ、
1799年にその偉大な影響力を称えられ光格天皇から「神変大菩薩」の諡号が送られました。

 

2015-12-02 13.56.45蛙が祀られていました。
今まで旅をしてきた中でいろいろな神仏を見てきましたが蛙は初めてです。

蛙信仰は中国で古くからおこなわれていたようです。

蝦蟇仙人と言えば聞き馴染みがあるのではないでしょうか?
少年ジャンプで連載されていた「NARUTO -ナルト-」の自来也先生が蝦蟇仙人でしたね。
最終的にはナルトも蝦蟇を召還して戦っていました。

蝦蟇仙人は中国三国時代の左慈(さじ)から仙術を学んだ葛玄(かつげん)、または中国五代十国時代の呂洞賓(りょどうひん)の弟子、劉海蟾(りゅうかいせん)がモデルと言われています。
ここら辺は細かく調べていくと長くなるので割愛!

日本では月に兎がいるということになっていますが、
中国では蛙がいるということになっています。

蝦蟇仙人は金貨を月に見立てて蛙を釣ったそうです。
この伝説から蛙は財神になりました。現在でも「金帰る(蛙)」として信仰されています。
※普通の蛙ではなく三本足の蛙が信仰されているそうです。

 

2015-12-02 14.01.37等々力渓谷3号横穴。 
この辺りにほ多くの古墳が見つかっています。
この3号横穴は7~8世紀に造られたものです。
この辺りを治めていた力ある農民のお墓だったようです。

中からは3体の人骨、イヤリング、土器などが発掘されました。

 

終わりに

人間に溢れた東京区内に唯一現存する渓谷。自然に満ち溢れているといったわけではないですが、静かで落ち着く場所なので人間関係に疲れた方、休日くらい一人で静かに過ごしたい方は一度訪れてみたらいかがでしょうか?

おしまい!

等々力渓谷入口看板

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