高津戸峡と歴史に翻弄された高津戸城【群馬の旅】

ここはみどり市大間々町!

高津戸峡は関東の耶馬渓と称され新緑、紅葉の季節には絶景を呈する景勝地です。しかし殆どの群馬県民が「関東の耶馬渓とは何処でしょう?」と問われたら「吾妻渓谷!」と答えるでしょう。だが東毛(東群馬)出身者としては高津戸峡も忘れないでいただきたい。吾妻渓谷の知名度には勝てないかもしれないがここはここで素晴らしいスポットなのです!

というかそもそも「耶馬渓しのぐ吾妻峡(上毛かるた)」ってよく言い切ったなと感心します。
私事な話で恐縮ですが8月から大分で暮らします。口が裂けても「群馬県には耶馬渓をしのぐ吾妻峡があるんだよ?」なんて言えないな。まぁ確かに吾妻渓谷の景観は言葉にならないレベルの美しさなんだけどね。

さて話が吾妻渓谷に奪われてしまいましたが、ここからが本題!
今回は秘かに吾妻渓谷のライバルとささやかれている高津戸峡とその周辺の様子をお送りします。どうぞお付き合いくださいまし。

 

高津戸峡

高津戸橋高津戸峡には約500m(高津戸橋~はねたき橋)の遊歩道が設置してあり、そこから景観を眺めることが出来ます。この高津戸橋左手から遊歩道へ降ります。

 

高津戸橋下から高津戸橋を見るとこんな感じです。へたっくそな写真で我ながらビックリしました。

 

吊り橋遊歩道はしっかりと整備されていて歩きやすいです。このような吊り橋もあります。

 

吊り橋離れたところから撮影した吊り橋です。

 

高津戸峡
流れはかなり強いです。

 

ゴリラ岩ゴリラ岩とスケルトン岩なる奇石があると聞いていたのですが、どれだかわからない…。多分これがスケルトン岩?ちなみにゴリラ岩だと思って撮影したものです。ゴリラはどこ行った。また甌穴(ポットホール)の説明板があったので周辺を探してみましたがわかりませんでした。

 

高津戸峡あの遺構はなんだろう?橋脚跡に見えなくもないが。

 

はねたき橋はねたき橋です。

高津戸峡で一番有名な箇所だと思います。

 

高津戸ダムはねたき橋と高津戸ダム。

高津戸峡そのものについての紹介はこれで終わりです。このあと高津戸峡付近も少し回りましたので引き続きどうぞ。

 

大間々神明宮

神明宮
駐車場から立派な建物が見えたので帰りに寄ってみました。

歴史は古く南北朝時代の貞和3年(1347年)に文袋坊という方が境内地の伊勢ヶ渕岩頭に天照皇大神を祀ったことに始まります。そして慶長4年(1599年)に現在の場所へ中興遷座されました。明治期の火災や昭和の大恐慌そして終戦の混乱で社殿は縮小されていきましたが、鎮座650年、中興遷座400年の記念として平成12年(2000年)に国産ヒノキを使用し生まれ変わりました。

 

高津戸城跡/要害神社

要害神社高津戸峡の東にそびえる要害山に高津戸城がありました。寛治年中(1087年~1094年)に山田七郎平吉之が築城したとされていますが具体的なことはわかっていません。
観応2年/正平6年(1351年)柄杓山城(桐生城)の桐生国綱によって山田氏は滅ぼされます。10代目・山田則之の時でした。※南北朝時代なので元号が二つあります。

 

高津戸城跡
山田氏滅亡後に入城したのは桐生国綱の娘を正室にした里見氏連でした。里見家は新田義重(河内源氏)の庶長子である里見義俊を祖とする家柄です。南総里見八犬伝で有名な千葉県南総を治めた里見家の御先祖様ということですね。

里見氏連より四代後の宗連は越後の上杉謙信に攻められ自刃したと伝わっています。天正2年(1574年)のことでした。
その後桐生氏が新田太田の由良氏に攻め滅ぼされてしまいます。
後北条、上杉、武田に挟まれた上野(群馬)は戦場となりやすく生き抜くのがとても大変でした。由良氏は何度も鞍替えし窮地に立たされます。ひょんなことから阿久沢氏(後北条傘下)に高津戸城を奪われ小田原征伐で後北条氏が滅びると同時に高津戸城は廃城になったのではないかといわれています。
ちなみに由良氏、阿久沢氏ともに戦国の世を生き抜きました。由良家は徳川幕府に仕え、阿久沢家は帰農したそうです。

「山田氏→桐生氏(里見氏)→由良氏→阿久沢氏→廃城」
大きな流れとしてはこんな感じでしょうか。

 

山田氏及び里見氏の墓

山田氏及び里見氏の墓
上記で活躍した山田氏と里見氏のお墓です。群馬の戦国史はどうもぱっとしないイメージがありますが調べてみるとなかなか面白いです。周りが強烈すぎてどうにもならなかった感が強いですが激戦地の中、自家を守るため必死に戦っていたことが窺えます。

こんな感じで終わりです。
高津戸峡の探索や撮影がうまくいかなくて微妙な記事になってしまいました。いつかリベンジを果たしたいです。

はねたき橋

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いちちと申します。 休日の殆どを一人旅に費やしています。いつか流浪の民になって日本中を周って過ごしたい。歴史、B級スポット、心霊スポットのネタが多めな旅行記ブログです。