たまたま通りすがった星野村の石積の棚田を見て思う【福岡の旅】

棚田は急斜面に作られた階段状の田んぼのことをいいます。

福岡県八女市星野村の広内・上原地区の棚田は広さ約12.6haに137段、425枚の棚田が標高差約230mの急斜面にあります。ここは山間部のため平野が少なく水田面積を確保出来なかったため作られたものだと思われます。

いつ頃から作られ始めたか起源はわかっていませんが、機械が存在しない時代からあることは間違いありません。昔の農民が鍬を持ち土台を開墾し、人力で石を運び入れ石垣を築き、用水を水田に導くといった血の滲むような努力が見て取れます。

 

石積の棚田の風景

石積の棚田

いちち
果たして何年かかってここまでのものが出来上がるのだろうか?

 

石積の棚田来る時期を間違えたとしかいいようがありません。やはり稲が植えられているときの景色が良いみたいです。

農林水産省が認定する日本の棚田百選に広内・上原地区の棚田は選ばれています。

 

棚田のこれから

石積の棚田第二次世界大戦後、日本は米不足に陥りました。政府は米農家と消費者の間に入って価格の調整を行い米が国民に十分行き渡るようになります。しかし今度は米が余り過ぎてしまうという問題が発生します。

そして減反政策が行われます。

いちち
減反政策は田んぼを減らしたら定額の補助金出すよ!で代わりに野菜でも育ててね。といった感じです。

 

石積の棚田広大な水田を持っている農家は相当額の補助金がもらえるようになります。

当たり前な話ですが、こうなると放棄地が増加します。特に棚田はただでさえ収量が少なく、作業が普通の水田から比べると大変なので真っ先に放棄されます。

 

終わりに

石積の棚田先祖が積み上げてきたこの文化と風景を後世に残さなければならないと、意欲的な棚田所有者はブランド米の生産やオーナー制を導入して生き残りと発展を目指しています。

いちち
生き残りと発展は棚田に限ったことではなく農業全体の主題です。これからは作物を作って市場に出すだけの農家では生き辛い世の中になっていくと思われます。そういう意味では棚田という財産がある農家の方が有利かもしれません。

おしまい!



石積の棚田

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