徳川家康の生誕地、岡崎城へ!しかみ像と脱糞伝説について【愛知の旅】

岡崎城 外観

岡崎城の前身は室町時代に三河国仁木氏の守護代・西郷稠頼と頼嗣によって築城された龍燈山城です。 

守護代・・・守護は幕府が各地統治のために置いた地方官。守護代はそれを補佐する役割。

頼嗣の息子、西郷信貞の代に松平清康がここを奪い取っています。清康は徳川家康の祖父。

 

家康の祖父「松平清康」

大手門

松平清康は三河松平氏の第七当主。別名・世良田次郎三郎。

清康が世良田次郎三郎、また家康が徳川(得川)を名乗った理由は自らの血統の良さを証明するためでした。世良田や徳川(得川)は群馬県の豪族・清和源氏『新田氏』と関係がある名前です。

群馬出身の私としましては天下を治めた徳川家康が新田氏の流れ汲んでいると知って誇らしい。しかし両者に血の繋がりはない説が濃厚のようです。

新田義貞像

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2016-10-08

松平清康はかなりの名将だったようでどんどんと勢力を広げ、若くして三河を統一しました。

三河統一後さらに勢力を広げんとし尾張国の織田家に攻めこみます。ところが織田信秀(信長の父)の弟が守る守山城を攻略している際、家臣によって殺害されてしまいます。

これを『森山(守山)崩れ』といいます。

松平一族絡みの謀殺といわれています。この事件により松平家が一時衰退。統一した三河国もバラバラになってしまいました。

 

幼少期の徳川家康

徳川家康像

徳川家康の父、松平広忠も清康と同じく短命で20歳半ばで命を落としています。死因は定まっておらず病死、謀殺、一揆に巻き込まれ死亡と様々な説があります。

松平広忠の代に家康は従属していた今川氏に人質として出されます。

ところがここで大事件がおきます。今川氏の下に向かう際中に攫われ織田氏に売られ、そのまま人質に取られてしまいます。 

まぁ、そこで織田信長に出会って天下泰平に繋げることが出来たので結果オーライですが、当時の家康は生きた心地がしなかったでしょう。

この時に信長と家康が出会ったという一次史料はないので、ただの伝説なのかもしれない。

その後の家康は…。これ以上は長くなるので『戦国の世に終止符を打った』とだけいっておきます。

ここからは岡崎城内の紹介!

 

産湯の井戸

産湯の井戸。

家康が生まれた時、この井戸の水を汲み産湯に使用したといわれています。

 

えな塚

えな塚。

家康の胞衣(えな)を埋めた塚。以前は本丸南にあったそう。胞衣とは胎児を包んでいた膜や胎盤のこと。

 

能楽堂

能楽堂。

もと二の丸があった場所。家康はこのあたりで生まれたといわれています。※城内の看板より。

 

二の丸井戸

二の丸御殿の井戸。

平成19年の発掘で発見されたものです。

 

からくり時計

岡崎公園時計塔。 

定刻になると家康が踊るそうです!

 

本多忠勝の像

蜻蛉切で有名な本多忠勝。

生涯57回もの戦に臨んだが一度も傷を負わなかったといわれています。

徳川家康の家臣の中で特に人気のある武将だと思います。

 

龍城神社

龍城神社(たつきじんじゃ)。

御祭神は徳川家康、本多忠勝、天神地祇、護国英霊です。

岡崎公園内にあります。

 

家康との年の差

家康との歳の差についての石碑。

武田信玄は21歳

上杉謙信は12歳

織田信長は8歳

豊臣秀吉は6歳

いちち
うむ。これは勉強になり申した。信長と秀吉の年齢が割と近いことに驚きました。

 

徳川家康 しかみ像

徳川家康しかみ像。『徳川家康三方ヶ原戦役画像』 

浜松の三方ヶ原の合戦で武田信玄に完膚なきまでに負けた家康の苦渋の顔。

無謀な戦いを挑み、多くの家臣を失ってしまった家康が自戒の念を忘れぬように描かせた絵画をもとにした像です。

長らく上記のように云われていましたが、これは昭和時代の創作です。家康の礼拝像ではないかと言われています。

三方ヶ原の戦いの前哨戦・一言坂合戦で徳川軍は武田軍の馬場信春、山県昌景に攻め込まれ敗走します。その際の逸話が三河後風土記に残っています。

原書に大久保忠佐神君濱松へ御歸城の時其御馬の鞍壺に糞があるべきぞ糞をたれて迯給ひたりと罵りたるよしを記す

改正三河後風土記 遠州一言坂軍の事より

三河後風土記には大久保忠佐が家康公が浜松へ帰城の時『馬の鞍に糞があるぞ、糞をたれて逃げてこられたのか。』と罵ったと記されている。

この話、最後にオチがあります。

 

終わりに

この日御出馬なければ迯給ふ事あるべきにあらず是等皆妄説也故に削り去りぬ。

改正三河後風土記 遠州一言坂軍の事より

この日、家康様は御出馬されなかったので逃げた事実はない。これらは全部出鱈目な話なので削る。
いちち
えぇぇぇ…。

おしまい!



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