残酷な歴史が生み出した恐怖の心霊スポット?!新府城跡について【山梨の旅】

新府城は惨劇の城として有名な城跡で全国にある心霊スポットの中でも恐悪度が非常に高いといわれています。よく耳にする心霊現象は落ち武者の幽霊が彷徨っている着物を着た真っ赤な顔をした女性が子供を連れて歩いてくるなどあります。

何故そうなってしまったのか?歴史を振り返るとわかります。

住所は山梨県韮崎市中田町中條4787です。

 

新府城の悲しい歴史

新府城入り口甲斐を治めていた武田信玄は『国境付近での野戦に負けなければそれほど堅固な城は築かなくてもよい!』という戦争論を持っていましたが、息子、武田勝頼の時代になると鉄砲が盛んに使われるようになり野戦の内容がガラッと変わってしまいました。

その結果、1575年に起きた長篠の戦いで勝頼は大敗し命からがら逃走します。そして領内に攻め入るであろう織田、徳川勢からの侵攻を防ぐため武田信玄以来の居城である躑躅ヶ崎館の代わりに新しく城を築きます。これが新府城です。

 

新府城 復元図1581年に躑躅ヶ崎館から新府城に移動し次なる戦の準備を整えている最中に美濃、飛騨の国境沿いを治めている木曾義昌が織田信長に内応してしまいます。そして武田勝頼は木曾氏から預かっている人質を惨殺し木曾討伐に向かいます。

しかし積雪と地理に詳しい木曾軍翻弄されている間に織田、徳川勢が領内に進軍されてしまいます。多勢に無勢、勝頼は1582年3月に新府城に火をつけて脱出します。この時、場内にいた人質は残らず殺害したと伝わっています。

 

新府城 本丸脱出の際、群馬県の岩櫃城主である真田昌幸が『群馬まで来ればひとまず安心ですよ?是非どうぞ。』と進めましたが勝頼は昌幸ではなく小山田信茂が守る岩殿山城に向かいます。

これが最悪の決断でした。

なんと小山田信茂は城門を閉じ勝頼一行に威嚇射撃して去るように命じます。そして甲府へ入るため天目山を目指しますがそこで織田軍の滝川一益に発見され奮闘するも勝てるわけなく自害します。

以上が新府城の歴史です。きっと武田氏の無念と人質の恨みが禍々しい怨霊となってしまったということでしょう。私は全く何も感じませんでしたけど!

 

本丸跡 長篠の戦い戦没者碑

2015-07-29 12.40.30

 

2015-07-29 12.41.01 武田氏が壊滅一歩手前まで追い込まれた長篠の戦いで戦没した重臣の慰霊碑。武田信玄の時から仕えていた有名な武将ばかりです。※写真に入りきらなかった碑がいくつかあります。

・横田 康景(よこた やすかげ)

信玄、勝頼に仕えた足軽大将。

・甘利 信康(あまり のぶやす)

鉄砲衆。信玄存命時は本陣の守備をしていました。

・土屋 昌続(つちや まさつぐ)

譜代家老(代々仕えていた/家臣の最高役職)。壮絶な最期を遂げたとのことです。

・高坂 助宣(こうさか すけのり?)

高坂弾正に近しい誰か。よくわかっていない。

・内藤 昌豊(ないとう まさとよ)

武田四天王の一人。敗戦後、勝頼を逃がすために殿を務め戦死。

・原 昌胤(はら まさたね)

一度失脚したがまた戻ってきて、戦死。武田二十四将の一人。

・武田 信実(たけだ のぶざね)

信玄の異母兄弟。長篠城を監視できる砦に配属。

・馬場 信房(ばば のぶふさ)

武田四天王の一人。超頭が良くて強い(私のイメージ)。武田氏3代に仕えた男。

・山県 昌景(やまがた まさかげ)

武田四天王の一人。戦上手な印象。赤備え(あかぞなえ)で有名で徳川家康家臣の井伊直正が引き継いだ。

・高坂 昌澄(こうさか まさずみ)

高坂弾正の長男。上杉謙信を抑える父の代わりに出陣。

・真田 信綱(さなだ のぶつな)

真田一門。真田昌幸の兄。勇猛な武将。昌幸は兄を尊敬していたそう。

・真田 昌輝(さなだ まさてる)

真田一門。信綱の弟。33歳の若さで戦死。この二人が生き残っていたら真田氏はまた違ったものになっていたでしょう。

・小山田 昌輝(おやまだ のぶしげ)

小山田信茂(離反で武田家を滅ぼした)の弟か?

・五味 貞氏(ごみ さだうじ)

浪人衆の組頭。奇襲攻撃され討ち死に。

 

終わりに

2015-07-29 12.40.42最期に武田勝頼。

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おしまい!



新府城

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