日本で七番目に大きい湖・宍道湖(しんじこ)へ!曰く付きの噂があるらしいが…?

宍道湖

宍道湖は松江市と出雲市に跨る日本で7番目に大きい湖である。

『しんじこ』と読む。

宍道は『ししぢ』とも読まれるようで、由来は『猪(しし)の道』とのこと。

海水の混じる汽水湖が故に様々な動植物が生息し、島根県の産業を支える重要な湖になっている。

漁業が盛んで、特にシジミ漁が有名だ。

宍道湖は私の考では、琵琶湖などよりもぐつと景色が好い。霞ヶ浦よりも好い。猪苗代湖、諏訪湖、すべて瞠若として、この下にある。
日本三景のつぎに指を屈せらるゝのも尤であると思ふ。

田山花袋 著 山水小記より

田山花袋が山水小記で宍道湖を絶賛している。

夕暮れ時の宍道湖は絶景として知られ湖辺には数多くの撮影スポットが点在している。

上の写真は国宝・松江城の天守から撮影したものである。

 

宍道湖が心霊スポット?!

宍道湖には曰く付きの噂があるようだ。

漁業が盛んで観光地としても著名な湖であるから、人の往来はそれなりにある。

何かしらの事故や事件が起きていてもおかしくないだろう。

『霊が先か?事故・事件が先か?』それはわからないが、ちょっと宍道湖の過去を探ってみることにする。

 

宍道湖で発生した事故や事件

1893年(明治26)11月。
宍道村から松江に向かう小型汽船が沈没し乗組員の過半数が溺死した。
詳しい人数は書かれていないが文章から推測するに20名以上の死者が出ている。
1977年(昭和52) 7月。
国立松江高専のボート部が事故を起こしている。
学生2名が行方不明となり、1人は水死体で発見された。
2000年(平成12)に1体、2009年(平成21)に2体の遺体が見つかっている。
3件とも自殺と考えられている。
2014年(平成26)、シジミ漁に出ていた漁師が水死。
故障して動かなくなった船を引いて岸につけようと湖に入った所、高波にさらわれて亡くなった。

終わりに

いちのまる
いちのまる

予想していたよりも事故件数が少ないように感じます。たぶん、新聞に載らなかった事故や事件もあるかもしれません。やっぱり定期的に人が亡くなっている場所は幽霊出没の噂が出ちゃうね。

宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島には伝説が残っている。これも曰く付きの場所と噂される一つの理由かもしれない。

嫁ヶ島伝説について
昔々ある冬の日。姑の虐めに耐えかねた嫁が実家に逃げようと氷の張った宍道湖を渡った。
しかし、不運にも氷が割れ、嫁は湖に落ち死んでしまった。
哀れに思った水神は嫁が沈んだ場所を浮き上がらせて遺体を打ち揚げたそうだ。
人々は嫁が祀られたその島を嫁ヶ島と呼ぶことにしたと云う。

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