
今回は、私が実際に足を運んだ栃木県内の心霊スポットをまとめ形式で紹介します。
単なる噂話にとどまらず、現地に残る歴史的背景や史実に基づいて検証を行いました。
それでは参りましょう!
栃木の心霊スポット 目次
首切り坂【宇都宮市】

宇都宮市一条に位置する首切り坂。
かつてこの付近には宇都宮城の松ヶ峰門があり、その内側に牢屋や刑場が配置されていたと伝えられています。
1868年(明治元)の宇都宮城の戦い(戊辰戦争)では激戦地となり、新選組副長の土方歳三が負傷した場所としても知られています。
首切り地蔵【宇都宮市】

宇都宮市岩曽町に安置されている首切り地蔵。
この地に心霊スポットが流布されているのは、ここが刑場跡だからです。
江戸時代初期、宇都宮藩主の本多正純が根来組同心を処分した場所として伝えられています。
白山神社【宇都宮市】

宇都宮市竹林町にある白山神社。
上記でご紹介した首切り地蔵と深い歴史的関わりを持つ場所です。
歴史の渦中で命を落とした根来衆の塚が存在していたとされています。
第二今泉踏切【宇都宮市】

宇都宮市今泉新町を通る東北本線の第二今泉踏切。
1983年(昭和58)、足留め事故により痛ましい犠牲が出た場所です。
この事故をきっかけに旧国鉄による大規模な改修工事が行われ、現在の安全対策へと繋がりました。
八幡山公園【宇都宮市】

宇都宮駅の北西に位置する八幡山公園。
市民の憩いの場である一方、旧陸軍地下司令部跡の地下壕が残されているなど、近代史の遺構を静かに留めている場所でもあります。
山本園大谷グランドセンター【宇都宮市】

栃木のマヤカンこと山本園大谷グランドセンター。
※マヤカンは兵庫県にある有名な廃墟・摩耶観光ホテルを略したものです
かつての観光客で賑わった時代の詳細な記録は限られていますが、地域の歴史を物語る建造物として存在感を放っています。
現在は、レストランや展示室として再活用されています。
平和観音【宇都宮市】

大谷採掘場跡に彫刻された平和観音。
心霊スポットの噂が流れていいような場所ではありません。
戦傷者の慰霊と世界平和を祈念して造立された歴史的建造物です。詳しい建立経緯は詳細記事をご覧ください。
ケンちゃんハウス【宇都宮市】

宇都宮市内に存在すると噂されてきたケンちゃんハウス。
実際の所在地や根拠については不鮮明な点が多く、噂の独り歩きが伺える事例の一つと言えます。
いずれにしても廃屋はすでに撤去されています。
栗谷沢ダム【宇都宮市】

宇都宮市新里町にある人造湖・栗谷沢ダム。
ブラックバスやヘラブナが釣れるようで、訪問時はたくさんの釣り人が糸を垂らしていました。
元々は軍事工場の用水湖として建設されましたが、戦後に地域住民の強い要望を受けて農業用水(灌漑用水)へと転用された歴史を持ちます。
近辺で遺体が発見されたため心霊スポットの噂が流れるようになってしまったのではないかと考えております。
鞍掛峠の道祖神【宇都宮市】

宇都宮市新里町の旧道に安置されている鞍掛峠の道祖神。
村を脅威から守る、峠の安全、集落の繁栄の願いを込めて建立されたのでしょう。
雪が降るとスリップ事故が多発したと云います。現在はトンネルが開通し、この道は使われなくなりました。
鞍掛山【宇都宮市&日光市】

宇都宮市と日光市の境に跨る鞍掛山。
山中には鞍掛山神社が静かに鎮座しています。
老夫婦の幽霊が出ると噂されています。
六方沢橋【日光市】

日光市瀬尾の深い谷間に架かる六方沢橋。
谷底まで約135メートルの高さを誇る構造物であり、その壮観なロケーションとともに様々な逸話が語られる場所となっています。
駐車場には「命の看板」が設置されていました。
中禅寺湖【日光市】

日光市中宮祠に広がる中禅寺湖。
古くから信仰の対象とされてきた聖なる湖であり、豊かな自然と神秘的な歴史的背景を併せ持っています。
事故や事件が多く起きていることから心霊スポットの噂が囁かれるようになったのでしょう。
華厳の滝【日光市】

日本三名瀑の一つに数えられる日光市中宮祠の華厳の滝。
中禅寺湖から溢れた水が流れ落ちる瀑布。
1903年(明治36)、文人・藤村操が巌頭之感を遺して投身した出来事以来、近代文学や世相に大きな衝撃を与えた歴史的現場でもあります。
竜頭の滝【日光市】

奥日光三名瀑の一つである日光市中宮祠の竜頭の滝。
滝自体の美しいロケーションとともに、奥日光の自然美を楽しむ多くの人々が訪れる名所です。
滝そのものでは特筆する事件や事故は起こっていないようですが、滝の駐車場で事件が発生しています。
戦場ヶ原【日光市】

日光市中宮祠に位置する戦場ヶ原。
この物々しい名称は、男体山の神(大蛇)と赤城山の神(大ムカデ)が神域を争ったという古代神話に由来しています。
古代の境界争いが神話化したものとも考えられています。
憾満ヶ淵【日光市】

日光東照宮の近くに位置する憾満ヶ淵。
淵に並ぶ地蔵に「化け地蔵」という異名があります。由来は『生きと帰りで地蔵尊の数が変わる』から。
日光の神聖な空気が漂うエリアです。
ホテル・ファミテック【日光市】

栃木県日光市にある廃墟・ホテル・ファミテック。
「何となく不気味だから」で心霊スポットになった場所だと思います。
廃墟系心霊スポットの根拠は概ねこのような感じです。
日足トンネル【日光市】

日光市足尾町と細尾町を繋ぐ日足トンネル。
かつて交通の難所であった細尾峠の歴史を塗り替えた重要なトンネルあり、特徴的な構造を現在に残しています。
足尾銅山【日光市】

足尾銅山。
過酷な労働環境や公害問題など日本の負の歴史も抱える場所ですが、現在は産業遺産・歴史学習の場として重要な意味を持っています。
ウェスタン村【日光市】

鬼怒川温泉の近くにあるウエスタン村。
テーマパークの廃墟です。事故や事件があった証拠は見つけられませんでした。
西部劇の世界観を模した人形や建造物が残り、独特の雰囲気を生み出しています。
きぬ川館本店【日光市】

鬼怒川の老舗旅館・きぬ川館本店。
1942年(昭和17)に開業し、1999年(平成11)に閉館した鬼怒川温泉の老舗旅館跡です。
温泉街の歴史と変遷を象徴する建造物として残されています。
門田稲荷神社【足利市】

足利市八幡町に鎮座する門田稲荷神社。
本三大縁切稲荷の一つとして知られ、人間関係や悪縁を断ち切りたいと願う人々の切実な祈りが集まる特異な歴史空間です。
幽霊よりも人間の方が怖いと思い知らされる場所です。
岩井山城(勧農城)【足利市】

足利市、渡良瀬川沿いにある岩井山城(勧農城)。
中世の城郭遺構としての歴史に加え、昭和初期に周辺を襲った大災害の記録などが静かに語り継がれています。
松田川ダム【足利市】

足利の奥深い山間に建設された松田川ダム。
美しい湖畔の風景が広がる一方、山間部特有の静けさと過去の出来事が交錯する場所です。
須花トンネル【足利市&佐野市】

足利市と佐野市の須花峠を貫く須花トンネル。
明治、大正、昭和の各時代に掘られた3つのトンネルが並行して存在する貴重な土木遺構。
特に1889年(明治22)に完成した明治トンネルは、地域住民の手によって難工事の末に開通した歴史的価値の高い史跡です。
起床峠【足利市&佐野市】

足利市樺崎町と佐野市赤見町を結ぶ越床峠。
旧道沿いには明治時代の手掘りトンネルの痕跡が残り、近代交通の移り変わりを実感させる場所です。
猪子トンネル【足利市】

足利市松田町と小俣町を繋ぐ猪子トンネル。
何の変哲もないトンネルなので、心霊スポットの根拠は見つからないだろうと高をくくっていましたが、そんなことはありませんでした。
詳細は下記のリンクからご確認ください。
大中寺【栃木市】

栃木市大平町にある古刹・大中寺。
七不思議の伝承や、上田秋成の『雨月物語』における「青頭巾」の舞台として知られる歴史と文学の寺院です。
城内橋【栃木市】

栃木市城内町に架かる跨線橋・城内橋。
周辺の鉄道沿線に伝わる出来事や都市伝説の検証を行いました。
都賀病院【栃木市】

かつて栃木市内に存在した医療機関・都賀病院の跡地。
現在は撤去・解体されて霊園の駐車場等として整備されています。
正式名称はわかりませんでしたが、ここには民間の病院がありました。
岩船山高勝寺【栃木市】

古くから関東の霊場・死者の集う山として信仰を集めてきた、岩船山高勝寺。
信仰史の観点からも非常に興味深い、霊性あふれる歴史的聖地です。
唐沢山城【佐野市】

関東七名城の一つに数えられる唐沢山城。
平将門を討ち取った藤原秀郷の築城伝承があり、戦国時代には上杉謙信らの侵攻を何度も退けた屈指の要塞城郭です。
東洋診療所【小山市】

小山市内に位置する、東洋診療所。
様々な噂が語られていますが、現在は管理が徹底されており、不用意な立ち入りは厳に謹ぶべき場所です。
この病院と関係のあった方から連絡をいただいたので、記事にしました。
蛇尾川河川敷【大田原市】

大田原市内を流れる蛇尾川の河川敷。
過去の水害史や地域の出来事を調査し、現地に伝わる噂の根拠について検証を行いました。
青木病院【那須塩原市】

那須塩原市青木にある青木病院。
1970年代前半に建築されたとされる謎多き建造物です。
建物の用途や背景について、当時の資料をもとに検証を試みています。
那須高原大橋【那須塩原市&那須町】

那須塩原市と那須町を繋ぐ那須高原大橋。
雄大な景観を誇る一方で、高所構造物ゆえの逸話も語られる場所です。
湯泉神社【那須烏山市】

JR烏山線・大金駅近くに静かに鎮座する湯泉神社。
「首が180度回る霊」が出るとのこと。「神隠しの噂」もあるようです。
大瀬橋【茂木町】

那珂川の清流に架かる大瀬橋。
橋梁系心霊スポットと言えば投身自殺が根拠になりがちですが……。
茂木城【茂木町】

大河ドラマ『鎌倉殿の13人(十三人の合議制)』の一人、八田知家の三男が築いた茂木城。
中世領主・茂木氏の歴史と城郭の面影をじっくりと辿りました。
野木病院【野木町】

下都賀郡野木町に残る野木病院跡。
ネット上の断片的な噂に対し、当時の新聞報道などの一次資料にあたることで事実関係の整理を行いました。
殺生石【那須町】

那須郡那須町湯本にある殺生石。
鳥羽上皇をたぶらかした九尾の狐(玉藻前)が退治され、石と化した伝承で知られます。
中国の文献や『三国妖婦伝』における九尾の狐の足跡とともに解説しています。
矢板トンネル【塩谷町】

塩谷郡塩谷町に位置する旧東武矢板線の矢板トンネル。
廃線遺構としての価値を持ちつつ、古くから語られる噂の背景を探りました。
レストラン・ブルースカイ【高根沢町】

塩谷郡高根沢町にあるレストラン・ブルースカイ。
ドライブイン的な場所だったらしい。ネットで調べるとむかしここを利用した事のある方々のコメントが見られて興味深いです。
事件があったと云われていますが、恐らく嘘。
心霊スポットを訪れる際のお願いとマナー
本記事で紹介したスポットの中には、私有地や近隣の生活圏に位置する場所、あるいは歴史的ないわれや慰霊の意味を持つ場所も含まれています。現地へ足を運ばれる際は、以下のマナーとモラルを大切にしていただけますと幸いです。
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私有地への無断立ち入りをしない: 立ち入り禁止の場所や個人宅・敷地内への侵入は厳禁です。
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近隣への配慮を忘れない: 深夜の大きな話し声や車のエンジン音、騒音などは近隣住民のご迷惑となります。
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リスペクトを持つ: 施設を荒らしたりゴミを放置したりせず、真摯な姿勢で節度ある行動を心がけましょう。
安全第一で、マナーを守った健全な探索をお楽しみください。

















































コメント
けんちゃんハウスは自分が知ってる中で2カ所ともやばい。(そのうちの一ヶ所は後輩が体験)詳しい場所はわかりません。
片方のけんちゃんハウスは井戸がありませんでしたか?
平家で竹藪に囲まれた小さな家でした。
小さい頃、今から30年くらい前のことです。
匿名さん
コメントありがとうございます!
私が訪問した場所はけんちゃんハウスではなかった可能性が高いです…。
やはり、こういう難しい場所はオカルト好きな地元の方と一緒に行くのが良さそうだと痛感しました。