東洋診療所へ!窓から見下ろす女性の幽霊が出ると噂されているらしいけど…

東洋診療所

都賀病院(解体済)、野木病院、そして今回紹介する東洋診療所。

誰が言い出したのか知る由も無いが、これらを総称して栃木三大廃病院と呼ぶ。

東洋診療所は物置場として再利用されているため厳密に言うと廃墟ではない。何らかの事業所の管理下にあり監視の目は非常に厳しい。色々な意味で危険なので侵入は絶対におすすめしない。

運営時の診療科目は『内科、胃腸科、皮膚科、麻酔科、整形外科、放射線科、循環器科』と多岐に亘る。診療所と言うと平屋の小規模な病院を思い浮かべるところだが、ここは床面積こそ広くないけれど『4F+屋上』のそれなりの規模を有する建物である。

ちなみに病院と診療所の定義は、病院は『20床以上の病床を有する』、診療所は『病床を持たない。或いは19床以下の病床を有している』とのことらしい。また初診料や再診料の違いなどもあったようである。

東洋診療所は心霊スポットとしても有名だそうだ。廃病院の宿命である。

ネットで確認すると『窓から女性の幽霊が見下ろしている。』『廃墟に入ると足を引っ張られる』といった怪奇現象が起こると書かれていた。その根拠は不明。

 

終わりに

東洋診療所

登記簿を読むと1978年(昭和53)に地番が分筆されている。翌年には地目が山林から宅地へ。1979年(昭和54)4月20日に新築。鉄筋コンクリート造陸屋根5階建とある。

1987年(昭和62)に『医療法人社団 慶仁会』が所有権を取得。これが東洋診療所のことだと思われる。どこかで東洋診療所以前は柿木医院という名前だったと見かけた気がする。詳細は割愛するが登記簿を読むとあながち間違っていないと思える。

1992年(平成4)に小山市が差押え。何があったのかは分からないけれど、閉院したのはこの時期だろう。その後競売にかけられ売却、平成後期に明らかに日本人ではない名前の方の手に渡ったが、2020年(令和2)に再び差押えられる。債権者は小山市となっている。

以上。

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