栃木のマヤカンと評される山本園大谷グランドセンター

山本園大谷グランドセンター

石切場として全国的に名の知られた栃木県宇都宮市大谷町の大谷採石場。

かつて程ではないが現在も採石は行われ大谷石は販売され続けている。また地域おこしの一環として採石場跡を公開。採石場跡を利用して設けられた大谷資料館ではゲームのダンジョンに迷い込んだかのような神秘的な石切場の風景を堪能しつつ、大谷石の性質や採石方法の歴史を学べる。

さて本題。

大谷資料館より直線距離にして650m南西方向に写真の廃墟がある。平和観音の直近にある廃墟なので見たことのある方も多いのではないだろうか。

これは山本園大谷グランドセンターと呼ばれている。

 

山本園大谷グランドセンター

栃木県の廃墟系心霊スポットとして著名な場所であるが、建物についての詳細は殆ど残っていない。

登記簿謄本を取り寄せてみたけれども、ある企業が所有している事しか分からなかった。ネットでその企業を調べても何をしている会社なのかさっぱり不明である。物件は厳重に監視されているようなので、侵入はおすすめしない。

内部へ入って写真に収めている方々がいるので、気になるなら検索どうぞ!

 

空中写真から建設時期を推定する

出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1962/10/03(昭37)撮影)

いつ頃に建てられた物件なのだろうか?

1962年(昭和37)時点では森林が広がっている。

 

出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1975/01/18(昭50)撮影)

1975年(昭和50)には営業していたようだ。

残念ながら1962年(昭和37)から1975年(昭和50)の間の空中写真を見つけられなかった。

閉鎖事項証明書を取り寄せれば詳細が分かるかもしれない。ただ閉鎖事項証明書は存在しない可能性も高いので断念した。

いちのまる
いちのまる

まぁ、現地の法務局にまで行って確認するのが面倒なだけなんだけど。

※追記

2023年の下野新聞デジタルニュースに1967年(昭和42)に建設されたと紹介されている。また約30年前に廃業とあるから、廃業は1990年代初頭(平成初期)と予想できる。

終わりに

山本園大谷グランドセンター

ドライブイン、スパランド、旅館などなど。様々な紹介をされる山本園大谷グランドセンター。

『殺人事件や自殺があって廃業を余儀なくされた。』なんていう廃墟系心霊スポットのあるある話もネット上に散見される。また二代目に経営の才能がなく廃業せざる終えなかったと説明する者もあった。

栃木のマヤカンと呼ばれる程に有名な廃墟なので詳しい情報に行き当たると踏んでいたが、残念ながら叶わなかった。

何かご存知の方がいらしたら是非ご教授願いたい。

 

※追記

2024年現在、山本園大谷グランドセンターを再利用する動きを確認。詳細がわかり次第更に追記しようかと思う。

廃墟に無断で立ち入ると住居侵入罪、場合によっては器物損壊罪や窃盗罪など罪に問われるおそれがあります。

また事故によって怪我や死亡する可能性も考えられます。

許可なく廃墟に侵入しないようにお願い致します。

コメント

  1. 匿名 より:

    再開発するそうです

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