幽霊出没?!越床峠の廃道と明治期に掘られた廃トンネルについて!

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起床峠

栃木県足利市と佐野市を繋ぐ越床峠(こしどこ)。

1995年(平成7)に越床トンネルが完成してから峠道は使用されなくなり、現在は廃道になっている。

通行止めになっているが、旧道に登山口があるため徒歩や自転車なら進入可能である。

 

起床峠

足利市と佐野市の境界。標高は157m。

道はかなり荒れているが、道路標識や看板は綺麗に残っていた。

廃道の定めか?道路脇には不法投棄されたゴミが散らばっている。

 

起床峠

タイヤの不法投棄。

以前、ここでタイヤが燃える事件が発生した。

1999年(平成11)1月14日の毎日新聞に該当記事があったので要約する。

1月2日の夜、佐野市の山林に野積みされていた約20万本の古タイヤから火が出て大火災に発展した。
古タイヤは1991年頃から輸出用として収集されたが、景気後退の影響で売れ行きが悪く溜まる一方だった。
業者は『購入品を保管しているだけ。』と主張し、行政は産廃の不法投棄と断定出来なかった。

写真のタイヤは当時の名残だろうか?

 

起床峠

今昔マップ on the webより作成

左の地図は1909年(明治42)12月28日に発行された地理院地図である。右は現在。

明治時代には越床峠から南に抜ける峠道が繋がっていたようだ。

現在の地図では峠道の下部が舌状に繋がっているが、明治時代には舌状の道は無く足利・佐野間が短いトンネルで繋がっている。

ということで、古地図に残る謎のトンネルを探してみよう。

 

起床峠

タイヤの廃棄場が目印になる。

廃道(旧国道)に立ち、廃タイヤを背にして真っ直ぐ進めばいい。

獣道にすらなっていないので、倒木、蜘蛛の巣、雑草を搔き分けて行こう。

 

越床峠

右側に石垣が見えたらもう直ぐである。

所々、地面が泥濘んでいるので、出来れば防水靴や長靴が欲しい。

 

越床峠

ここが旧トンネルの入り口。

草木を搔き分け、更に進む。

 

越床峠

これが、明治時代に掘られたトンネル跡。

崩落して入口は殆ど塞がっていた。

地震や大雨の度に土砂が崩れて、いつかは埋もれてしまうだろう。

少し中を覗いてみる。

 

越床峠

内部は水溜まり。

水の滴る音が絶えず聞こえる。

 

越床峠

入れないことは無いが…。

崩落が怖い。

 

越床峠

これが限界。

横幅は十分にある。しかし、天井が低い。

どうやら、トンネルは20m~30m先まで続いた後、行き止まりになっているようだ。

今回、トンネル探索のため、私が参考にさせていただいた『山さ行がねが』のヨッキれん氏はトンネル最奥まで進入しカメラに収めているので、気になる方は↑のリンクへどうぞ。

越床峠には、新しいトンネル工事が進行中だが、ここにはもともと越床トンネルと呼ばれた古いトンネルがある(古くは越所隧道と言った)。
近くにある、足利市と田沼町を結ぶ須花坂トンネルは明治十三年の竣工。長さ117メートル、明治二十五年完成。
越所トンネルは明治十二年起工、明治二十八年完成。長さ195メートル。
同じ時期に、同じ地域でトンネル工事が始まったことには、ある種の「トンネルブームでもあったのであろうか」と興味を引かれる。
当時のトンネル工事は思うように行かなかったらしく、測量の不備から貫通しなかったり、資金難で、立ち往生したりと困難を極めたらしい。
そればかりではなく、越所トンネルは、昭和十三年にトンネル中央部で多量の落石が起き、その後も危険性ありということで現在は使用されなくなっている。
須花坂トンネルとは違ってほとんど忘れさられた存在だ。その辺が〃幻〃と言われている所以である。
少し前にに入ってみたことことがあったが、ブキミなしずけさの中に滴れ落ちる水の音だけがしていて、トンネルというより洞窟という感じだったことを覚えている。
「『幻のトンネルを発見」ってそれ、旧越所トンネルのことじゃだったんじゃないですか。』「そうかもしれないね。だけど、きっとここには別の秘密の入り口があるのさ、タイムトンネルのようなね………。」

■こならの森86号■1995.6発行より

全文引用はどうかと思ったが、重要な情報なのでここに残しておく。

終わりに

越床峠

情報は限りなく少ないが、越床峠には心霊スポットの噂があるようだ。

旧国道時代に事故が多発したらしい。

1994年(平成6)6月17日の朝日新聞に越床峠と事故に関する記事があったので要約して紹介する。

現在の旧国道(峠道)は冬になると地面が凍結して事故が絶えなかった。
トンネルの建設は地元の人々の悲願であった。

地元の方々が語った話なので信憑性はある。確かに事故の件数は多かったのだろう。

ただ事故の規模については不明である。もしかしたら死亡事故もあったのかもしれない。

残念ながらこれ以外の情報は見つからなかった。

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