栃木屈指の化けトン?!矢板トンネルの歴史について調べてみた

矢板トンネル
栃木県で著名な心霊スポット『矢坂トンネル』に突撃!
矢坂トンネルの正式名称は弥五郎坂トンネルで、かつてここには東武矢板線が通っていた。

それでは、弥五郎坂トンネルの歴史を振り返ってみることにしよう。

 

弥五郎坂トンネル(矢板トンネル)の歴史

矢板トンネル

矢板線の始まりは1924年(大正13)3月。

下野電気鉄道によって新高徳~天頂間10.1kmが敷設された。

その後、1929年(昭和4)10月に天頂~矢板間13.4kmが追加され、全通となる。

1943年(昭和18)に東武鉄道が下野電気鉄道を買収したため、東武矢板線となった。

 

矢板トンネル

矢板線は檜や杉、鉱山の黄銅鉱の輸送を目的に通された。

当初は貨物車と旅客車を引く混合列車が走り、地元の方々には『ポッポ汽車』と呼ばれ愛されていたと云う。

終点駅に方向転換装置が無く矢板方面に向かうときは機関車が後部から列車を押していたらしい。

そのため坂道では極度に減速し『降りて立小便をし、また乗った。』とか『そのまま坂の途中で下車した。』という逸話が過去の新聞に掲載されている。

『雪の日には坂が登れず、前の駅から勢いを付けて挑んだ。』なんて話もあった。

 

矢板トンネル

天頂~矢板間に弥五郎坂トンネルがあったことから竣工年は1929年か、それより少し前になるだろう。

東武矢板線が1959年(昭和34)6月に廃止となり、鉄道トンネルとしての役目を終えた。

その後も周辺住民の生活道路として利用されていたが、崩落の危険があるため1998年(平成10)に封鎖されてしまった。

ちなみに矢板トンネルと呼ばれているけれども、現在開いている側の住所は塩谷町になる。

 

幽霊トンネルの噂?!

矢板トンネル

2004年(平成16)1月の下野新聞に弥五郎坂トンネルに関する記事があったので要約する。

このトンネルは『お化けトンネル』の名で知られ『上から女性が覗き込んでくる。』『白い車で行くと絶対に事故る。』などと噂された。

ってな感じだ。

ネットで調べた情報故に信憑性が薄い可能性もあるが、現在は『トンネル工事の際、人柱があった。』『スーツ姿の男性の幽霊が出る。』『長い髪の女性の幽霊が出る。』といった噂が散見している。

霊とは関係ないけれど、電車通学している学生の思い出話があったので紹介する。

弥五郎坂トンネルは坂になっており、列車がよく停止した。
トンネル内は真っ暗!上級生は暗闇のなか犯行に及ぶ。
後輩の頭をポカリとぶっ叩くのだ!
列車は動き出し、やがて明るみに。後輩は狼狽えるが、先輩は知らんぷり!
幽霊、事故や事件を調べている最中に見つけた記事だったので、自分の過去と重ね合わせ、なんだかほっこりした次第である。

終わりに

んー。何とも言えない。

このトンネルに関する事故や事件の情報は一切見つからなかった。

いちのまる
いちのまる

幽霊が見えない人からすると、何らかの事件や事故が起きた場所じゃないと『幽霊が出る!』と言われても説得力が無いのだけど『なんちゃって心霊スポットじゃない?』とか言ってしまうと心霊界隈の過激派に攻撃される恐れがあって…。

もし、具体的な情報をお持ちの方がいらしたら、こっそり教えて頂ければ幸いである。

廃墟に無断で立ち入ると住居侵入罪、場合によっては器物損壊罪や窃盗罪など罪に問われるおそれがあります。

また事故によって怪我や死亡する可能性も考えられます。

許可なく廃墟に侵入しないようにお願い致します。

コメント

  1. 匿名 より:

    今から35年前、心霊スポット探訪に原チャリで行きましたが、
    当時の噂の女性霊は見ませんでした。

    帰宅後、父に話を振ったところ、
    「トンネルの上の農作業小屋で男が首を吊った」
    「靴が揃えてあったらしい」
    「お前(私)が子どもの頃、高原(たかはら)牧場って有ったべ?その入口だ。」
    「女の噂は聞かねーなー。」
    「あそこはスーツの男だべ?」

    今でも覚えています。

    • いちのまる より:

      匿名 様

      コメントありがとうございます!
      あの辺りに牧場があったのですね。
      今度、過去の空中写真でも眺めてみます。

      情報ありがとうございました!

  2. なお より:

    これは私の母から聞いた話ですが、母が学生(高校)の頃からお化けトンネル、通称バケトンと呼ばれていて有名な心霊スポットだったみたいです。友人数名と遊びにいった帰り道に全員が事故にあったそうです。それぞれ別々に帰ったが…母はバイクに乗っていて横転、足を縫う怪我をしました。
    これが心霊によるものかはわかりませんが…上手く伝えられなくてすみません。

    • いちのまる より:

      なお 様

      コメントありがとうございます!
      お母様の御年齡が分からないので何とも言えませんが、
      それなりに昔から心霊の噂があったという事ですね。
      確かになかなか雰囲気のあるトンネルですからね…。

  3. なお より:

    年齢は50代ですね
    矢板トンネル以外にも、喜連川の自動車屋の噂、佐久山の血が出る木の言い伝え等聞いてすね

    • いちのまる より:

      なおさん

      こんばんは!

      ということは30年くらい前だから生活道路として使われていた時ですね。

      他の噂も気になります。あまり公にはなっていない噂かな?

  4. なお より:

    あくまで噂ですけど
    喜連川の早乙女という場所にオートサービスコバヤシという自動車屋があります。営業はしてませんが建物があり、今も見ることが出来ます。
    昔、ここのオーナーは経営難になり、従業員のクビ切りを行いました。
    そして、それでも立ち行かなくなると家族に保険をかけ、殺害。最終的にはオーナー自らが会社の中で首吊りをしました。
    今現在も持ち主不在の建物が取り壊されないのはオーナーが出るからとかなんとか…
    まぁあくまで噂ですけど

    • いちのまる より:

      なおさん

      こんばんは!

      googlemapで調べました。三角形の屋根が特徴的な建物ですね。
      ネット上では出てこないので、今のところは地元の方のみぞ知るスポットって感じかな。
      ネタにすると広まっちゃう可能性があるので一先ずそっとしておきます。

      嬉しい情報ありがとうございます!

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