天竜大明神池の歴史と心霊スポットの噂について

天竜大明神池

長野県岡谷市にある天竜大明神池。『広報おかや』には明王の堤と紹介されているので、こちらが正式名称だと思われる。

諏訪湖から西に3.5km程の距離にあり、周辺には高尾山城や広畑遺跡などの史跡がある。

1950年(昭和25)10月に天竜大明神として創建され、1952年(昭和27)に日之本大明神、天竜大明神、地主明神の三社を祀ったとのこと。

池の起源は不明であるが、1948年(昭和23)の航空写真で確認できるので、天竜大明神が鎮座するより前から存在していたとわかる。明王の『堤』というくらいだから人工的に造られた溜め池だろうか。

 

終わりに

天竜大明神池

天竜大明神池には心霊スポットの噂が流れている。

『女性の霊が出る』『池から手が伸びてきて引きずり込まれる』などと噂されているようだ。

いくつかのオカルトサイトを確認すると『1956年(昭和31)8月に池から人体の一部が見つかり、最終的に女性の腐乱死体が発見された』と紹介されていた。どのサイトも似たような内容であったが、どれも典拠は示されていない。

あまりに気になったので、国会図書館に行って信濃毎日新聞のマイクロフィルムをカラカラしてきた。1956年(昭和31)7・8月の記事を流し見したのだが、当該記事を見つけることはできなかった。またインパクトの強い事件だから全国版の新聞に載っているかもしれないと、1956年発刊の毎日新聞の見出しを軽く眺めてみたけれど、残念ながら目当ての記事を発見するには至らなかった。

いちのまる
いちのまる

具体的な年月が紹介されているから簡単に見つかるかと思っていましたが、残念な結果に終わりました。

また時間があるときに図書館に行って調べてみます。事件が本当に起きているなら『女性の霊が出る』という噂が立った理由に繋がるのだけれども。

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