しげの秀一の頭文字Dで主人公たちが秋山延彦、岩瀬恭子と激しいレースを繰り広げた地としてご存知の方も多いのではないだろうか?
主人公の一人である高橋啓介と恭子の恋の展開にワクワクしたのは私だけではないはず。
前置きはこれくらいにしておこう。
定峰峠には心霊スポットの噂がある。何か原因はあるのだろうか?
定峰峠って心霊スポットなの?
幾つかの心霊スポットサイトを確認したところ、共通して定峰峠には白いワンピースを着た女性の霊が出没すると紹介されていた。
それと事故が多発する地帯とも書かれている。
事故に関しては数十年前に走り屋たちが集い、峠を攻めていたのでその名残かもしれない。
車同士の正面衝突で両ドライバー共に死亡したというネット記事もあったが、根拠は提示されていなかったので、真偽の程は不明である。
試しに埼玉県の交通事故マップで定峰峠の周辺を調べてみたけれども、近年の事故件数は0件だった。
定峰峠と事件
過去の新聞に定峰峠に関する事件や事故が起きていないか調査することにした。
心霊スポットの根拠となりそうな事件は2件あった。
定峰峠近くの県道わきに停まっていた乗用車から4名の遺体が発見された。
父親の病気を苦に心中したと云う。
バブル崩壊により多額の借金に追われた男性は身代金目的で誘拐事件を起こした。
被害者は警察に保護され、共犯者は逮捕されている。
男性は逃げられないと悟り自殺を決意。
遺書を残し排ガスを車に引き込んだ。
遺書の最期には『ウソの男より いま午後6時半をまわったところだ』と綴られていた。
二つ目の事件の男性が死に場所を探すため借りたレンタカーが白い車だったそうだ。
上述した白いワンピースと色が被るので繋がりがあって欲しいと思ったけど…。
まぁ関係ないだろうな!
トカレフ発見現場?!
警察は定峰峠の山中で、ソ連製のトカレフ1丁と実弾20発、刃渡り30cmの日本刀を発見し押収した。
警視庁が摘発したトカレフ大量密輸事件との関わりがあるとして、入手経路の追及を行っている。
幽霊とは全く関係の無い話だが、これはこれで恐ろしい。
これから使うものだったのか?
それとも使用済みの物を隠したのだろうか?
終わりに
定峰峠開道記念の碑。
隣には『横川重次 氏』の銅像が安置されていた。
明治半ばに生まれ、政界で活躍した後、地元発展に貢献した人物のようだ。
定峰峠開削期成同盟会長でもある。
記念碑には『定峰峠開道記念 昭和三十年六月 横川重次 言』と記されていた。
定峰峠の開通は里の民衆の悲願であったに違いない。
峠の茶屋には多くの往来客が集ったのであろう。
時代が進み、土工技術の発展により主要道路やトンネルが竣工され各地の峠道からひと気が無くなってゆく。
そんな頽廃的な感情を抱きながら、誰もいない峠をゆっくりと走った。
コメント
群馬県は伊香保の心霊スポットで、伊香保温泉街から榛名湖方面に向かい17番目のカーブは通称「魔の17 カーブ」と言われており、白い服を着た女性の幽霊が出るという話がありますが、「白」「女」が共通していても……関係ないかな
剣刀太子王 さん
名前は聞いたことあります!
見える方からすれば『白いワンピースを着た女性がいる』なのでしょうが、
見えない私は『何とか根拠付け出来ないか?』と考えてしまいます。