埼玉県と群馬県の境にある下久保ダム(神流湖)は近年、心霊スポットと噂され風評被害に遭っているそうだ。
という負のサイクルが完成してしまった。
ネットが普及する前から風評被害はあっただろうが、拡散のスピードが前とは比べ物にならない。
犯罪行為はしないけど、筆者も馬鹿の一員よね。
心霊スポットを扱う私としては何ともいえない気持ちになる事案だ。
私が心霊スポットへ赴く理由は『そのような扱いを受けてしまった理由や根拠、つまり歴史を知りたいから。』なのだが…。
他の記事もご覧頂けば何となくわかると思うが、私はどちらかといえば心霊スポットを否定気味な立場からみている。
風景を撮影をしたいので基本的には明るい時間帯に訪れるし、当然立入禁止エリアには入らない。(気づかず入ってしまっていることはあるかもしれないが……。)
ましてや、荒らし行為など絶対にしない。
と言っても、問題はそこではなく『わざわざネットに情報を投稿する必要性があるのか?』であろう。
たまにこの問いが頭を支配し私を苦しめる。しばらくの間、思索に耽ってみるも納得のいく答えの片鱗すら浮かばない。
でも、ここまできたら、もう止まれないんだ……。
鬼神戦隊ダムセイバーの誕生
下久保ダム(神流湖)は心霊スポットの噂による風評被害対策に臨んでいる。
夜間に群馬県側から人が入るとご当地ヒーロー『鬼神戦隊ダムセイバー』のテーマソング『ウオーターファンタジア』が大音量で流れる仕組みになっている。(埼玉側は別の音楽が流れるらしい)
かなり陽気な音楽で肝試しにきた輩をげんなりさせる作戦だ。
多少の効果はあるようで、継続すれば招かざる客の撲滅が叶うかもしれない。
終わりに
因みに下久保ダムが心霊スポットとして扱われる原因は『1.集落が沈んでいる。』『2.慰霊碑がある。』『3.過去に自殺があった。』の三つだと思われる。
ダム系心霊スポットに在りがちなパターンだ。
墓は改葬しているはずだし、寺社も遷宮しているだろう。
殉職者の碑である。ひたすらに感謝して合掌しよう。
ダム湖に架かる琴平橋に防護ネットが張られている。
当ブログを見て心霊スポットに行く貴方へ。
私も行くから止めはしない。ただ良識を持った行動を欲しいと思う。
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