轟の滝は心霊スポット?いや、ここは縁結び&パワースポットだと私は思う

轟の滝

嬉野市にある轟の滝が心霊スポットだと噂されていると聞き付け早速訪問した。

『女性の声が聞こえる。』『入水した女性の霊が出る。』といった情報がネット上に散見する。

心霊の根拠について少し調べてみたが、さっぱり分からなかった。

 

轟の滝

滝を見て思った。

いちのまる
いちのまる

こんなところで入水が出来るのだろうか?

数十センチの深さの水があれば人間お陀仏出来るらしいので可能性はあるのか…。

詳しく調べたところでこれ以上の情報は出てきそうもないので、滝の風景を紹介して早々に終わろうかと思う。

 

轟の滝

奈良時代に編纂された肥前国風土記に轟の滝が記されている。

鹽田川 在郡北

此川之源出郡西南託羅之峯東流入海潮満之時逆流潮満流㔟大高因曰潮高満川今訛謂鹽田川川源有淵ニ許丈石壁嶮峻周〇如垣年魚多在東邉有湯泉能愈人病

肥前国風土記より

塩田川 郡の北に在り
この川の源、郡の西南にある託羅(多良)の峯より出ている。東に流れて海に入る。潮が満ちる時逆流し、その勢いは強く高い。因って潮高満川という。今は訛って塩田川という。
川の源に淵がある。深さは二丈(約6m)ばかり、石壁は峻険で垣のよう。アユがたくさんいる。東のほとりに人の病気をよく癒す出湯がある。

 

轟の滝

轟の滝にまつわる恋物語を紹介しよう。

轟の滝から北西に15kmほど行ったところに縫ノ池という湧水地がある。

滝と池が地下で繋がっていて、滝の龍神様が池の弁財天に会いに行くという物語。

縫ノ池では地下水の汲み上げ過剰で一時期湧水が枯渇したこともありました。

しかし2000年には再び湧水が復活し、龍神様は弁天様に再び逢いにいくことができるようになったことでしょう。

湧水の復活は龍神様に逢えない寂しさからの弁天様の涙によるものだったのかもしれません。

轟の滝と縫ノ池に今もなお残る恋物語より

 

いちのまる
いちのまる

なかなかロマンティックなお話ですね。

縁結びスポットのご利益がある心霊スポットってなんだか不思議です。

 

終わりに

轟の滝

滝の上部には不動明王が鎮座していた。(なんかカメラ目線だね。)

私は神も仏も霊も殆ど信じていないが、仮にそれらがいるとして、この場所に悪霊がいられるとは到底思えない。お不動様はとても力強い明王なのだから。

ここは縁結びスポットでもあり、パワースポットでもある。

陰気臭い心霊スポットの扱いを受けるより縁結びやパワースポットとして知られたほうが断然いいだろうから私はそう紹介しておく。

コメント

  1. 249 より:

    轟の滝は出ます。学校のキャンプで泊まった時に、白い婚礼の着物の女性を見ました。かなりの古い着物です。それからまた家族で行った時も、家族全員で見ました。また白い婚礼の着物の女性です。私はそこまで霊感は強くないのですが、ここは見てしまいますね。

    • いちのまる より:

      249 さま

      コメントありがとうございます!
      なるほどです。
      婚礼に関する幽霊が出るとするならば、恋物語が関係しているのかもしれませんね。
      にしても心霊スポットという負の方向から見るより、神様として見たほうが良いと思い記事を書きました。
      霊にせよ神にせよ、私は見たことがないので何とも言えませんが。

タイトルとURLをコピーしました