神流湖(下久保ダム)に架かる金比羅橋の風景を眺めて、思う。

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金比羅橋

群馬県藤岡市と埼玉県神川町の境に位置する神流湖(下久保ダム)。

ダムから少し上流に向かった先に鮮やかな赤い吊橋、金比羅橋が架けられている。

この橋は、下久保ダム建設により水底に没した柚木橋に代り、風光明媚な湖の景観によく映える吊橋として計画され、その斬新性と構造美には特に留意して設計された。
なかでも吊橋の主索の各々は、5ミリ径のピアノ線を703本束ね合わせた特殊な方法に依って造られており、これは我国で最初の試みである。
また、橋桁には鋼管が使われ、風の影響を少なくした中規模の吊橋として世界的にも例の無い画期的な橋梁である。
橋の長さは175m、幅4.5mの二等橋として昭和43年4月に竣工した。

現地 金比羅橋説明板より

以上が金比羅橋の概要である。

 

金比羅橋は心霊スポット?!

金比羅橋

神流湖(下久保ダム)には心霊スポットの噂がある。

噂は湖畔に点在する廃墟やトンネル、神社などにも広がっていて、夜になると招かれざる客が集まるそうだ。

中でも金比羅橋は殊に恐怖度の高い場所として知られている。

 

金比羅橋

2011年(平成23)1月24日の『朝日新聞/東京地方版/新潟』。

当地に60年以上住んでいるという方へのインタビュー記事がある。

その方曰く『ダム湖が減水すると、必ずと言っていい程、遺体が発見される。ひと夏で3~4体見つかるときもある。』とのこと。

現在、どのような状況か不明であるが、それなりの人間が亡くなっている場所なのだろう。

橋のたもとには自殺を踏み留まらせるためのポスターも貼られていた。

 

金比羅橋

以前から自殺が多発する場所だとは聞き知っていた。

今回、どの程度の件数が発生しているのか気になり過去の新聞を漁っていたところ…。

なんと!

ここで、凄惨な殺人事件が起きていることが判明した。

 

金比羅橋

1978年(昭和53)1月26日の『読売新聞/朝刊』。
事件の発生日時は記載されていなかったが、5人の暴走族グループによって19歳の男性が殺害される事件が起きている。
5人は金比羅橋の上で男性をリンチした後、橋から投げ飛ばした。
男性は命からがら欄干にしがみ付くが…。
非情にも足で蹴落とされ、彼らは懐中電灯で被害者が水中に沈んだことを確認し、その場を後にした。

 

金比羅橋

なんとも恐ろしい事件である。

当時を生きていないので想像でしかないが、事件は新聞やTVニュースなどのメディアで発信され、世間を驚かせたのではないだろうか?

インパクトのある事件は人の記憶に留まり易い。

『あそこで惨い殺人事件があったんでしょ?』から金比羅橋が曰く付きの場所として知られるようになった可能性はある。

ゆう
ゆう

それ以前に自殺が多発していた可能性もあるけど…。

そんな昔から心霊スポットって言葉あったのかな?

れい
れい

いずれにしても、この殺人事件が噂の原因の一つであることは間違いなさそうね!

終わりに

金比羅橋

金比羅橋の上流に太田部橋と呼ばれる吊橋がある。

この橋に心霊の噂は恐らく無い。

しかし、金比羅橋と似たような事件が起きている。(遺棄事件だが)

この事件もまた金比羅橋に幽霊が出るという噂の一翼を担っているのではないだろうか?

2010年(平成22)2月28日。
新潟県南魚沼市の会社事務所から容疑者の5名が男性2名の遺体を運び出し、約130km離れた神流湖へ向かい同湖に架かる太田部橋から遺棄した。
湖に遺棄した動機は『自殺が多いところなので、遺体が発見されても身元不明で片付くと思った。』だそうだ。

現在、神流湖(下久保ダム)は心霊スポットの不名誉を払拭するための活動をしている。

それなりに効果が上がっているようなので、継続すればかつての平穏を取り戻せるかもしれない。

私は怪談や幽霊を歴史や文化の一つだと考えおり、故に現地へ赴き調査している。

しかし、心霊スポットはその性質上、犯罪に繋がり易い。

もし、そうであるならば心霊スポットなど無くなってしまえばいいと思ったりもする。

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