福島県耶麻郡猪苗代町にある翁島ペンションと呼ばれる廃墟。
1970年代にリゾート地開発の一環で建てられた宿泊施設とのことである。
スゴログさんが大変参考になる記事を書かれているのでリンクを貼ります。あれこれ述べても↓の記事の二番煎じになってしまいますから、廃墟の詳細については私のサイトでは紹介しません。
翁島ペンションには心霊スポットの噂が流れている。福島県で最も恐ろしいという声があがるほど有名な場所らしい。オカルトサイトでは以下のように紹介されていた。
一家心中、あるいは一家惨殺事件があった
ペンションのオーナーが首吊り自殺をした
いつから心霊スポットとして扱われるようになったのか定かではないが、オカルト界隈でその名を馳せるようになったのは稲川淳二氏の『恐怖の現場』で取り上げられてからに違いない。動画内では『母親が発狂して子供たちを殺害した』とか『オーナーが自殺した。もしくは殺された』みたいな感じで語られている。オカルトサイトに載っている噂の内容とほぼ一緒だ。どちらが先か知らないがどちらかが真似たのだろう。
『一家心中やオーナーの殺害、母親が発狂して子供たちを云々』は作り話だと思われる。こんな印象的な事件が起きていれば必ずどこかに情報が残っているはずだから。オーナーの自殺についてはちょっとわからないけれども、冒頭で紹介したスゴログさんの記事によると元オーナーは御存命で別の場所で事業をしているとのことである。
廃墟という理由だけで心霊スポットの噂が立つことも往々にしてあるので、ここはそういう場所なのかもしれない。翁島ペンションへの到達難度が易しいのも噂の拡散に影響を与えているだろう。なかなか辿り着けない廃墟に心霊スポットの噂は流れにくいが、簡単に行ける廃墟はすぐ噂が立つ。
簡単に行ける廃墟は、ほぼほぼ地元の若者の肝試しの対象となる。これが廃墟系心霊スポットの黎明期。そのなかでも恐怖度の高い場所が地元レベルで有名になり、やがてマスメディアやインターネットの世界で取り上げられ、全国的に知られるようになってしまう。特に理由もなく後付けで事件や事故の噂が流れる場所は大体こんな感じではないだろうか。
実際に幽霊がいるかどうか私にはわからないので、そこらへんは各々で判断していただきたい。
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