2006年(平成18)に登録有形文化財に登録された榛名川上流砂防堰堤。
登録有形文化財とは重要文化財指定制度だけでは捌ききれない日本の重要な建築物の消滅を守るために作られた登録制度です。
明治期から昭和初期において榛名川は土砂災害に悩まされました。1936年(昭和11)に国は砂防事業を開始し、1955年(昭和30)にこの砂防堰堤が完成されました。
堤長69m、高さ17mの堰堤は石と石の間にコンクリートを混ぜて積み上げ造られました。当時としてはかなり高度な技術だったそうです。
ちなみに砂防堰堤奥にある変わった形をした奇岩は九折岩(つづら岩)です。
葛籠岩とも呼ばれています。幾つかのカゴを積み重ねた形にみえるからそう名付けられたようです。
榛名神社からすぐ近くにありますので、興味のある方は参拝がてらにどうぞ。
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