ここには『みほし館』という小さなホテルの廃墟があった。
心霊スポットというよりは廃墟として有名な場所だったようである。
2017年(平成29)10月に男6名が不法侵入し軽犯罪法違反の疑いで書類送検されたという情報が残っている。
勇気ある探索者たち(別に誉めてはいない)がホテルの内部を写真に残しているので、気になる方は『第一ホテルみほし館』で検索するとよい。
2019年末(令和1)頃から解体工事が始まり、更地になった。
2021年(令和3)現在、新たな建物が建設されようとしている。
数年後には廃墟があったことなど忘れ去られてしまうだろう。
不気味な雰囲気があるという程度で心霊スポットの噂が流布されてしまった場所であろうから、土地に曰くがある場合と違って嫌な噂が残り続けることは無いと思われる。
終わりに
1999年(平成11)の新聞に『みほし館』についての記述があった。
港の近くにある『みほし館』ではアサリ尽くしのアサリ御膳が食べられる。
アサリ御前は鍋、かき揚げ、刺身の中から一つ選び、炊き込みご飯とみそ汁が付く。
かなりボリューミーだったようだが、皆ペロリと平らげたそうである。また、アサリの漁火焼きが人気だった。
鍋にアサリ、酒、味醂、醤油、出汁を一緒くたにし、お客の前で炊き上げる。
座敷の電気を消すと固形燃料の青い炎が漁火(いさりび)のように揺らめき情緒があった。
アサリ御前は鍋、かき揚げ、刺身の中から一つ選び、炊き込みご飯とみそ汁が付く。
かなりボリューミーだったようだが、皆ペロリと平らげたそうである。また、アサリの漁火焼きが人気だった。
鍋にアサリ、酒、味醂、醤油、出汁を一緒くたにし、お客の前で炊き上げる。
座敷の電気を消すと固形燃料の青い炎が漁火(いさりび)のように揺らめき情緒があった。
なんだか物悲しい心持になる。
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