都留トンネルと処刑場の位置関係について

都留トンネル

【都留トンネル】

竣工年:1984年3月

延長:350m

幅員:10m

高さ:4.5m

山梨県都留市長安寺山に穿たれた都留トンネル。

国道139線(都留バイパス)上にある何の変哲も無いトンネルである。

心霊スポットの噂があると聞き付け訪問。

むかし、付近に仕置き場(処刑場)があったため幽霊が出るという事らしい。

かつて私が仕置き場関連の心霊スポットを調査するときに必ずといっていいほど参考にしていた『江戸時代の刑罰施設』というサイトがあったのだが、残念ながらリンクが切れてしまった。下記の情報はそれを参考にしたものである。

谷村城の城下絵図にある東漸寺近くの『獄』の表記、都留市史で説明されている金毘羅社(田町)、また用津院付近では一揆関係者が処刑されたという情報などが記載されている。

以上の推定刑場跡を現在の地図と照らし合わせると全く都留トンネルとは被らない。

刑場の位置が確定している訳ではないので断定は出来ないけれど、都留トンネルの直近に処刑場があったとは考えにくい。となると心霊スポットとされる根拠はなんだろうか?

事故や事件の有無を調べてみたが、特筆する情報は無かった。

 

都留トンネルの場所

都留トンネル

近隣に駐車場が無いので路駐するしかない。

私は同伴者がいたので、少し離れた所にあった広めのスペースに路駐し交代で撮影に向かった。

 

終わりに

都留トンネル

都留トンネルから約200m南に鍛冶屋橋トンネルと鍛冶屋坂隧道が並行している。

こちらには心霊スポットの噂は無いが、1928年(昭和3)竣工の鍛冶屋坂隧道は古風な趣きが大変良い。

いちのまる
いちのまる

歩道専用トンネルとして保管されているので、トンネルがお好きな方は行く価値ありです!都留トンネルは正直…。ちょっと物足りませんでした。

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