茨城県つくば市にある『姉さんマンション』と呼ばれる廃墟系心霊スポットへ訪問した。
建物の壁に何度消しても『姉さん』の文字が浮き出てくる怪現象が名前の由来となっている。
この物件は数十年前の心霊ブームの際にテレビ番組で紹介されたようで一躍有名になった。
2022年(令和4)現在、何度消しても浮き出るはずの『姉さん』はすっかり消え去っていた。
ネットで検索すると過去の画像が見れるので是非ご覧頂きたい。
そもそも私には『姉さん』の文字に見えなかった。
終わりに
つくば駅周辺は一見すると発展しているのだが、少し周辺を歩いてみると廃墟が濫立しているのに気が付く。
日本を代表する教育・研究都市の創造と都市部の過密化を防止するため、1960年(昭和35)頃から東京などにあった研究機関を国策よって移転する計画が実行された。それ故、この一帯は筑波学園都市と呼ばれている。
それに伴って研究者やその家族を受け入れるための公務員宿舎の建築が求められた。1980年(昭和55)に全ての公務員宿舎の建築が終了している。戸数は7,755戸にも上った。
都市化の進展や社会情勢の変化などにより公務員宿舎の入居率が低下してきたことや国の政策などにより、平成17年から国家公務員宿舎の削減が開始されました。
つくば市HPより引用
具体的な理由はちょっとわからないが、公務員宿舎の入居率は減少の一途を辿り、大幅な処分や廃止が行われている。それによって一部の地区がゴーストタウンのような状態になってしまった訳だ。
数年後には全く新しい環境になっている可能性もあるので、この侘しい独特な感じを味わいたい方は一度散策してみるとよい。廃墟内は当然立入禁止だから、よいこは外観を眺めるだけで満足しよう。
コメント