横須賀市の猿島から帰船して同市の観音崎公園へ向かった。
昼間は散歩やバーベキューなどで賑わう憩いの地なのだが、真夜中になると一転。
不気味な心霊スポットに変貌すると云う。
昔、この一帯には軍事施設があったため軍服を着た兵隊、または海岸沿いにあるのが理由だろうか？水難死亡者の霊が出ると噂される。
戦争遺構は負のイメージが纏わり付いているため心霊スポットになりがちである。
観音崎公園の風景
観音崎公園は『かながわの景勝50選』に選ばれている。
時間があれば全て周ってみたいものだ。
観音崎洞窟
この洞窟には日本武尊の妃・弟橘媛が祀られていると云う。
弟橘媛は荒れ狂う海を鎮めるため観音埼沖で入水したと伝わる。
他にも、洞窟に住む大蛇が漁師や船人を妨害して苦しめていたという話を僧・行基が聞き入れ退治したという伝承もあるそうだ。
この2つの伝説から当地では海上安全、人命守護の霊地として信仰されている。
神が祀られるこの地に心霊スポットの噂が流れているとは…。
観音埼灯台
観音埼灯台。閉館時間16:00。
到着時間は16:02。残念ながら内部の見学は出来なかった。
日本初の洋式灯台で、当初はレンガで造られていた。
砲台跡
戦争遺構を発見。
砲台跡である。
実戦で使用されることはあったのだろうか？
東京湾海上交通センター
東京湾海上交通センターが今日も東京湾の安全を見守る。
レンガ積みのトンネル
レンガ積みの風情あるトンネル。
何故か古風なトンネルは心霊スポットになり易い傾向がある。
戦没船員の碑
毎年5月15日に式典が行われている。
祖国のために戦った先人たちに合掌！
殆どの方が無念の内に亡くなったのだろうが、彼らが幽霊として出てくるなんて私は思いたくない。
終わりに
暗くなってきたので退却。
晴れた日の潮風は心地よい。
夜に訪問すべき場所ではないだろう。
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