オレンジのライトが映える双神トンネルへ!心霊スポットと噂される理由は何かあるのか?!

双神トンネル

秩父市荒川贄川地区にある双神トンネルへ!

埼玉県が管理しているトンネルでは現役最古と云われている。

1943年(昭和18)竣工、109.9m。

幅は自動車がすれ違えない程に狭い。

オカルト界隈では荒川トンネルとも呼ばれているようだ。

 

双神トンネル

扁額は劣化していて殆ど読めなかった。

これはこれで趣きがあって好い。

左端にうっすらと『道』が見えるから、正式名称は双神隧道なのだろうか?

 

双神トンネル

竣工に携わった方々の名前が壁に埋め込まれていた。

ここに竣工年の『昭和十八年』が刻まれている。

先程、趣き云々と講釈を垂れたばかりだが、扁額もこの素材を使っていれば劣化せずに残っていただろうに…。

 

双神トンネルは心霊スポット?

双神トンネル

このトンネルに関係する事故や事件は確認出来なかった。

贄川という地名に曰くがあるのではないかと疑ってみたが『川が煮えるように荒ぶっている。』や『神に捧げる魚が多く獲れた川』が由来らしいので、心霊スポットの噂とは無縁であろう。

いちのまる
いちのまる

『人身御供があったのかも?』と考察する方もいるようだけど、どうなんでしょうね?

双神トンネル

日本武尊が里を荒らす猪の群れを退治したという伝説が由来の猪狩神社がトンネルの近くにあったので訪問した。

新編武蔵風土記稿によると、猪狩明神の眷属であった狼に狐憑きや猪鹿を防ぐ力があったため、里の人々は明神を参拝し狼を乞い借りたと云う。

狼を借りると言っても賽銭を納めて、護符札を受け取るという感じだったらしい。

また、戦国時代初期に長尾景春が太田道灌に追われ秩父に落ち延びたところ、深井対馬守という人物が景春を匿って逃がした。

しかしその結果、深井対馬守は深手を負い猪狩山で自害してしまう。

猪狩山の祠にはその名残である武器が収められているといった記述がある。

『里の僧侶や老人に落人伝説を尋ねたら誰もそんな伝えは知らなかった。祠にはただ白幣があるのみ。』という絶妙なオチが付いていた。

終わりに

双神トンネル

残念ながら、双神トンネルに心霊スポットの根拠となる事実は発見出来なかった。

ただ、心霊スポットっぽい雰囲気は程々にあるように感じた。

いちのまる
いちのまる

低圧ナトリウムランプのトンネルはどうしてこんなに映えるのでしょうか?

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