相模湖の下流に架かる桂橋へ!女性の霊が出ると云われているけれど…。

桂橋

相模原市の千木良地区と若柳地区を結ぶ桂橋。

長さ242m、幅10mのローゼ橋である。

かつてここには木の吊橋が架かっていたが、住民の生活路であって自動車は当然通れなかった。

両岸を走る国道20号と国道412号の循環を良くするため、1988年(昭和63)に現在の桂橋が架橋され、北岸の与瀬地区で頻繁に起きていた渋滞は穏やかになったと云う。

神奈川県のHPでは竣工年を1988年(昭和63)としている。
しかし1989年(平成1)2月20日の朝日新聞には『3月18日に桂橋がほぼ完工した。(要約)』とあった。或いはデーターベースの日付が間違っているだけかもしれない。

 

桂橋の昔

桂橋

出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1956/03/09(昭31)撮影)

ど真ん中にあるのが、旧桂橋。

1948年(昭和23)の空中写真にはまだ橋は見られなかった。

南岸に川縁へ続くつづら折りが延びていて、その先に木橋が架かっている。現在の桂橋よりも下流の低い位置にあったようだ。

 

 

桂橋と幽霊

桂橋

桂橋には女性の幽霊が出ると云う噂がある。

それなりに高い橋なので、実際に幽霊出没の根拠となりそうな事故や事件は起きているかもしれない。

ただそれ系の話はニュースや新聞記事に残らないケースが多い。

半ば諦め気味で探してみたものの、やはり目ぼしい情報は見つからなかった。

 

桂橋

桂橋と若柳トンネルの間に石像が安置されていた。頭部の後ろに円光のある合掌した直立の観音像。

台座の左側には『交通安全』と彫られている。道祖神由来の像か交通事故によって亡くなられた被害者を弔うために建てられたのだろう。

お供え物がジュースや缶コーヒーなので後者が濃厚か?

 

終わりに

桂橋

この橋は『とある大事件』の発生現場の近くにある。

『とある大事件』が起こる前から桂橋には心霊スポットの噂が囁かれていて、事件と幽霊は今のところ結び付けられていない。

しかし、時間の問題であろう。

人々の記憶から事件が忘れ去られた頃に界隈の人間どもが騒ぎ出し『あの事件の犠牲者が云々』となんの遠慮もなく吹聴し始めるのが容易に想像できる。

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