私が実際に訪れた神奈川県の心霊スポットをまとめ形式で紹介します。
各項目に記事のリンクを張りますので、詳しく知りたい方はリンクから飛んでご覧ください。
それでは参りましょう!
神奈川県の心霊スポット
大原隧道【横浜市】
1928年(昭和3)に竣工した大原隧道。
水道管を通すためのもので元々は水道局員以外の一般人は通れませんでした。
歴史的に価値のあるトンネルです。
くらやみ坂【横浜市】
戸部刑場跡の脇を通っていたくらやみ坂。
『くらやみ』の由来は諸説あります。
詳しくは↓を御覧下さい!
打越橋【横浜市】
関東大震災の復興事業の一環で架けられた打越橋。
橋脚にあるお地蔵様に曰くがあると噂されていますが、全くのデマだったことがわかりました。
詳細は↓を御覧下さい。
藤塚隧道【横浜市】
1953年(昭和28)に竣工された藤塚隧道。
色々と調べてみましたが、結局謂れの根拠は分かりませんでした。
横浜ベイブリッジ【横浜市】
横浜市の夜景のベストスポットにしばしば選ばれる横浜ベイブリッジ。
たまに人が落ちているらしく、自殺の名所と紹介するサイトもあります。
飛び降りるまでの難易度が少々高いので、余程ここに思い入れが無い限り選ばないのではないかと私は思いました。
自殺件数もそこまでは多くないです。
畠山重忠の首塚【横浜市】
鎌倉幕府の忠義の将・畠山重忠の最後の地とされる首塚。
吾妻鏡から彼の最期の軌跡を引用しました。
たいへん興味深い歴史なので、そういうのがお好きな方は是非ご覧下さい。
白滝不動滝【横浜市】
埋まっていた不動明王像を掘り返した穴から湧き出たと云う白滝不動滝。
伝説の内容から考えるに心霊スポットというよりは聖域的な場所のように感じました。
今は一宇のお堂しかありませんが、かつては白滝不動堂と荒沢不動堂があったそうです。
見晴トンネル【横浜市】
中区にある双設の見晴トンネル。
大正年間に海岸沿いの埋立が行われるまで、トンネル上部の丘は海に面していたそうです。
海を一望出来るとても見晴らしの良かった場所だったのでしょう。空気の澄んだ日は東京や千葉まで見えたかもしれません。
幽霊の出る噂があるようですが、根拠は分からず終いです。
本牧十二天緑地【横浜市】
かつてマンダリン・ブラフと呼ばれた場所にある本牧十二天緑地。
横浜港が埋め立てられる前は、この場所が海岸沿いだったそうです。
緑地には当地の歴史が記されたパネルが展示してあります。当時の風景を写した絵画や写真が記載されているので勉強になります。
陣ケ下渓谷公園【横浜市】
横浜市で唯一の渓谷。陣ケ下渓谷公園。
鎌倉時代に和田義盛が狩りのための陣を張った場所だと伝わります。
はっきりとした噂の根拠は見つかりませんでした。
稲田登戸病院【川崎市】
今は無きKKR運営の稲田登戸病院。
1949年(昭和24)に開院した総合病院です。
老朽化した病棟が廃墟&心霊スポットとして有名だったようですが、当時は運営中であったため内部の写真は貴重であります。
当然、私は廃墟内部の写真は持っていないので、空中写真から開院から閉院まで追ってみました。
緑ヶ丘霊園のさとしちゃん像【川崎市】
緑ヶ丘霊園にあったさとしちゃん像。
今は撤去されてしまいました。
インターネットで画像検索すると台座の画像がHITするので存在したのは間違いないようです。
像そのものを収めた写真は見つかりませんでした。
生田緑地【川崎市】
生田緑地は1971年に発生したローム斜面崩壊実験事故の現場です。
この事故によって10名が負傷し、15名が死亡してしまいました。
詳細は↓
相模湖【相模原市】
1947年(昭和22)の相模ダム竣工によって出来た相模湖。
色々な状況が重なって心霊スポットの噂が流されている。
記事では過去の事件や慰霊碑について触れています。
ホテル・ローヤル【相模原市】
相模湖の湖畔に建つホテル・ローヤル。
昔は容易く侵入出来たらしいが、今はかなり厳重とのこと。
悪魔城という異名もあるらしいが…。なんで?
ホテルサンヒルズ相模湖跡【相模原市】
日連橋の袂にあったホテルサンヒルズ相模湖。
地上5階、地下2階の建物で、地下部のみ残存。
現在は芸術家のアトリエとして貸し出されています。
ジェイソン村【相模原市】
相模湖南岸にあるジェイソン村。
入口のバリケードが人ひとり通れるくらいに破壊されている。
私は廃墟に入らない主義なのでこの先の様子を直接は見ていないけれど、youtubeなどで確認してみると数件の廃墟が今でも残っているようだ。
シルクというモーテルがここにはありました。
弁天橋【相模原市】
相模ダムの下流に架かる弁天橋。
これは2代目弁天橋。竣工当初は通行料を取っていたとのことです。
袂に廃キャンプ場や怪しげな廃屋があります。
詳細は↓を御覧下さい。地元の方に教えて頂いた情報なども記載させていただいたので読み応えがあると思います。
桂橋【相模原市】
弁天橋より更に下った場所に架かる桂橋。
女性の幽霊が出ると噂されていますが、その根拠は分かりませんでした。
この橋の直ぐ近くで犯罪史に残るような大量殺人事件が発生しています。
事件以前から心霊スポットの噂があるので、その事件と心霊の噂の因果関係は断言したい。
津久井湖【相模原市】
相模湖の下流にある津久井湖。
相模湖と似た感じです。水没集落の存在、慰霊碑、事故や事件など幽霊の噂の根拠は充実している。
実際に出るのかどうかは知りません。
名手橋【相模原市】
津久井湖に架かる名手橋。
ダムの貯水量によって変わるのだけれども、例え渇水時であってもそこまでの高さは無いと思う。
投身が多いという噂があります。どれだけ飛び降りれば多いになるのかは分かりませんが、防止フェンスの設置はないので、あったとしても数件ではないでしょうか?
三井大橋【相模原市】
名手橋より下流に架かる三井大橋。
相模湖&津久井湖に架かる橋に心霊の噂が付き纏い過ぎな気がする。
ダムが出来る前は塩民橋と荒川橋の二本が集落を結んでいましたが、城山ダム(津久井湖)の完成により橋と集落は破壊され沈められてしまいました。
岳雲沢隧道【相模原市】
津久井湖の北岸に穿たれた岳雲沢隧道。
『がくうんざわずいどう』と読む。
むかしTVで生首の幽霊が出ると放映されたようです。
猿島【横須賀市】
横須賀市の沖に浮かぶ猿島。
恐らくは戦争史跡という理由だけで心霊スポットの噂が流れているのだと思います。
遺体が流れ着くなんて話も何処かで聞いたような気もするが…?本当かどうかはわかりません。
観音崎公園【横須賀市】
横須賀市の観音崎公園。
ここも猿島同様、戦争史跡の残る場所です。
たぶん、それが噂の原因だとは思うけど…。
それ以外に何かご存知の方がいらしたら教えて頂きたいです。
鶴岡八幡宮【鎌倉市】
源氏ゆかりの鶴岡八幡宮。
ここを心霊スポットだと私は思いたくありません。
そう紹介されている方がいるので『ウソだろ?全く信じられない。』といった意味の記事にしました。
源頼朝の墓【鎌倉市】
鎌倉幕府を開いた源頼朝の墓。
鶴岡八幡宮と同じ意味でここも心霊スポットだと思いたくない。
お墓周辺の清掃をされていた方と30分くらい鎌倉の歴史について語り合ったのは良い思い出。
源氏山公園【鎌倉市】
鶴岡八幡宮の西に位置する源氏山公園。
新田義貞の鎌倉攻めで激しい死闘が繰り広げられた化粧坂(けわいざか)を有し、また後醍醐天皇の側近・日野俊基が処刑された場所でもあります。
写真の宝篋印塔は日野俊基のお墓。
銭洗弁財天宇賀福神社【鎌倉市】
『心霊スポットというよりはパワースポットではないか?』と感じた銭洗弁財天宇賀福神社。
昔から何かが出るという噂はあったようですが、当時は吉祥の知らせの扱いを受けていたみたいです。
何故、心霊スポットの噂があるのか?なぞ。
鎌倉長谷寺【鎌倉市】
幽霊の噂の根拠が全くわからなかった鎌倉長谷寺。
記事でも殆ど心霊の話は切り捨てています。
稲村ヶ崎【鎌倉市】
新田義貞の龍神伝説が残る稲村ヶ崎。
心霊と関連付けられそうな事柄を4件発見。
ここでは紹介できないので↓へどうぞ!
由比ガ浜【鎌倉市】
源義経の妻・静御前の悲話が残る由比ガ浜。
吾妻鏡から原文を引っ張ってきたので歴史が好きな方は是非。
駐車場を作る前に発掘調査をしたら。まさかの…。
材木座海岸【鎌倉市】
小説家・夏目漱石の名作『こころ』に登場する材木座海岸。
上述した稲村ヶ崎や由比ガ浜と似た理由で幽霊の噂が流布されているのだと思う。
近くの遺跡からたくさんの人骨が発掘されています。
腹切りやぐら【鎌倉市】
鎌倉幕府最後の地、北条高時の腹切りやぐら。
新田義貞による鎌倉攻めで追い詰められた北条一族が最後に籠った場所。
太平記にその様子が描かれています。結構衝撃的な内容となっています。
釈迦堂切通【鎌倉市】
いつまで経っても立入禁止な釈迦堂切通。
国指定史跡の一部。1977年(昭和52)から崩落の危険があるということで入れません。
といっても結構侵入している方がいるようでネットで調べると内部の写真が出てきます。
鎌倉特有の『やぐら』と呼ばれる墳墓が切通の上にあるようです。
名越切通【鎌倉市&逗子市】
鎌倉七口の一つ、名越切通。
鎌倉を出入りするために設けられた切通です。
有事の際はここを塞いで敵から防御したり、犯罪者を外へ出さないようにしていました。
泣塔【鎌倉市】
場所を移動すると『シクシク』と何処からともなくすすり泣く声が聞こえるという泣塔。
泣塔は新田義貞による鎌倉攻め(この記事で何回目だ?)に関係するだろうと伝わる宝篋印塔です。
一日かけて両軍は65回も衝突。率いた北条守時は敗北を悟り十字に腹を掻っ捌き死亡(これには複雑な理由がある)。
江の島【藤沢市】
神奈川の観光名所・江の島。
本当に心霊スポットですか?と疑いたくなりましたが、一つだけそれっぽい物語が残されています。
江の島最西端に位置する稚児ヶ淵の由来となったお話です。
石垣山城【小田原市】
1590年(天正18)、豊臣秀吉による小田原征伐で築城された石垣山城。
一夜城として有名です。(実際には80日くらいかかったそうですが)
石垣山城で戦いは発生していないので『なんで心霊スポットの噂があるのだろうか?』と不思議に思いましたが、どうやら突貫工事だったため事故や過労で多くの人々が亡くなったことが根拠にされているようです。
何かの史料にそんなことが書かれていたのだろうか???
小坪隧道【逗子市】
『神奈川県の心霊スポットの中で一番有名なのでは?』と思う小坪隧道。
歴史を感じさせる趣のあるレンガ積みの隧道。
いつから幽霊の噂が流れ出したのかわかりませんが、川端康成が『無言』という怪談小説で小坪隧道を題材にしているので、心霊スポットとしても相当歴史のあるトンネルであることは間違いないです。
まんだら堂やぐら群【逗子市】
期間限定で解放されるまんだら堂やぐら群。
私が訪問した時は開いていませんでした。知らずに訪問したためフェンスの前で10分くらい呆然と立ち尽くしてしまったのはよい思い出。
『やぐら』は鎌倉式の墳墓のこと。洞穴の中に五輪塔や石仏が安置されています。
久木踏切【逗子市】
すぐ近くに軋轢者供養塔と馬頭観音のある久木踏切。
詳しく調査されている方がいらしたので記事を参考にさせていただきました。
なるほど!と思わせます。
椿ライン【箱根町&湯河原町】
頭文字Dの最終ステージ、椿ライン。
『幽霊?んなことよりも富士山最高!』って話です↓
お玉ヶ池【箱根町】
下二子山の麓にあるお玉ヶ池。
江戸時代に関所破りの罪で処刑されたお玉に関する池です。
むかしは薺ヶ池とか奈津那ヶ池なんて呼ばれていたそうです。
しとど窟【湯河原町】
挙兵後に平氏に追われた源頼朝が隠れたと伝わるしとど窟。
『しとど』とはホオジロ科の小鳥の古名を指します。
首無し地蔵を三体以上見つけると死期が近いとか噂されているようです…。
コメント