横浜市で唯一の渓谷!和田義盛に縁のある陣ケ下渓谷公園を歩く

陣ケ下渓谷公園

保土ケ谷区の陣ケ下渓谷。横浜市で唯一の渓谷である。

陣ケ下の名称は鎌倉時代に源頼朝の御家人だった和田義盛が狩りのための陣を張ったことに由来しているそうだ。和田義盛は保土ケ谷に由縁のある武将なのでこのような言い伝えが残ったのであろう。

渓谷は2004年(平成16)に風致公園として整備され、市民の憩いの場となっている。

 

何故、心霊スポットの噂が……?

陣ケ下渓谷公園

陣ケ下渓谷公園には幽霊が出るらしい。

幾つかの心霊サイトや散歩系、或いは旅行系のサイトにそういった情報が散見する。

そのなかで男性の白骨遺体が発見されたという記事を見かけたので過去の新聞を漁ってみた。

2008年(平成20)。陣ケ下渓谷公園内の雑木林で白骨化した遺体が発見された。骨に目立った外傷は見られないが、着衣がなかったため事件の可能性も視野に入れて捜査している。身長は約160cm。総入れ歯で60歳以上の男性だと推定。

もし殺人事件だったとしたらその後の動向も記事になって然るべきだけれども、続報が見当たらない辺り事件性はなかったのだろう。

 

終わりに

陣ケ下渓谷公園

公園に隣接する環状線が敷設される際、立ち退きを余儀なくされた住民がいて、しばらく放置された廃屋があったらしい。廃墟に幽霊の噂は付き物なので、これが噂に関係している可能性もある。

また園内は鬱蒼としていて日の光が遮られているため、人によっては薄気味悪いと感じるかもしれない。心霊の噂を知っていたなら尚更だ。

たった1件だけの事件のせいで心霊スポットの噂が立ってしまうのは、なんだか腑に落ちないと感じたけれども、どうやら様々な理由が絡み合って噂が流布されてしまったようだ。

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