横浜市中区の見晴トンネル。
見晴隧道
平成7年4月
延長154.19m
幅員6.5m
と銘板には書かれていた。
前身は1932年(昭和7)に穿たれた一本のトンネルで、長さは118m、車道の幅は4m程の狭い一車線道路であった。
人口増加と自動車の一般普及によって狭隘になった見晴トンネルは双設トンネルとして生まれ変わることになる。
トンネルそのものを拡張する案もあったが、様々な要因から双設案が選択されたそうだ。
見晴の由来はトンネル上部の丘陵の眺望が抜群に優れていたからだろう。
北側坑門の先にある新山下地区は大正年間から埋立てが始められたが、それまでこの丘陵は海に面していた。
今昔マップ on the webより引用&編集
左は1912年(明治45)に発行された地図。
赤く線を引いた箇所が現在の見晴トンネルの位置である。
今からは想像出来ないような風景が広がっていたに違いない。
終わりに
見晴トンネルには心霊スポットの噂があるらしい。
オカルトサイトを確認すると工事中に死人が出たとか交通事故が起きたとか紹介されていたので、ちょっと気になって調べてみたけれども、噂が飛び交っているだけで確証となる資料は一切見つからなかった。
トンネルの上も散策してみたが、特に幽霊と関係のありそうなものは見当たらず。
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