芸術家のアトリエになったホテルサンヒルズ相模湖の名残をながめる

ホテルサンヒルズ相模湖

写真左。JR藤野駅から徒歩10分。日連大橋の袂にあるホテルサンヒルズ相模湖跡。

1985年頃(昭和60)に開業。1994年頃(平成6)に廃業。

地上5階、地下2階の廃ホテルは招かざる客らによって酷く荒らされ頽廃した。

 

ホテルサンヒルズ相模湖

廃墟の宿命だろうか?

いつの頃からか『女性の幽霊が出る』と噂され心霊スポットのレッテルを貼られるようになる。

真偽の程は不明であるが、経営不振に陥ったホテルオーナーが云々なんて話もあるようだ。

2002年(平成14)には1~3階部分が燃える大火事が発生している。幸いにも死傷者は出なかった。

2007年(平成19)、地上部分が解体され現在は地下のみが残る。

 

終わりに

ホテルサンヒルズ相模湖

旧藤野町のまちおこしを主導する元役場職員が廃墟物件を購入。

インフラを整え若手芸術家のため、安価で作業場の貸し出しをしている。

藤野と芸術の繋がりの歴史は案外古く、第二次世界大戦中に画家の藤田嗣治や猪熊弦一郎が戦火から逃れるため藤野へ疎開してきたことから始まり、いつしか藤野は芸術家が集う街として知られるようになった。

その流れは現在まで続き芸術の街として地域おこし活動が盛んに行われている。

このアトリエもその一環なのであろう。

ホテルサンヒルズ相模湖跡は地域活性化を目指す『一般社団法人 藤野エリアマネジメント』によって管理・運営が為されている。

いちのまる
いちのまる

もう廃墟ではないし、幽霊も出ないとの事!

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