梅田湖が心霊スポットになったわけ、現場を散策してわかったこと。

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梅田湖は群馬県桐生市梅田にある何の変哲もないダム湖である。

日中は長閑な風景が広がる釣りスポットだが、夜になると恐怖の心霊スポットへと変貌すると云う。

梅田湖と言えば一つ思い出が残っている。

ある日、とある縁で『自称・霊感のある方』と真夜中に訪れることがあった。

本当に真っ暗な夜だった。

ずっとそこになんかいる?!
まじでここヤバいよ…。
憑りつかれて殺される…。

『自称・霊感のある方』は常に何かに怯えていた。

私は何だか恥ずかしくなっていき、そこから何もしゃべれなくなってしまった。

…。

さて、今回は昼間の梅田湖を散策してきた。

心霊スポットと噂される根拠はあるのだろうか?

 

桐生川ダムについて

桐生ダム

1982年、桐生川ダムは根本山から流れ出る桐生川の上流域に設置された。

用水確保や水力発電、そして洪水対策を担っている。

桐生市は1947年9月に襲来したカスリーン台風によって洪水が起き多大な被害を受けた過去がある。

桐生川ダムは下流域の住民の生活を死守しているというわけだ。

 

梅田湖の風景

梅田湖

この日は釣り人や観光客をちらほら見掛けた。

レインボートラウト、ブラウントラウト、ヤマメ、ワカサギなどが釣れるようだ。

梅田湖に注ぐ桐生川上流域の水はとてもキレイで澄み切っていて、浅く流れが弱いため夏時期になると親子連れで賑わう。

桐生川上流域はツキノワグマが出る可能性がある。
訪問する方は鈴やラジオなどを携帯し十分用心しよう。

梅田湖周辺の様子

梅田湖から眺める梅田大橋

これは群馬県桐生市と栃木県佐野市を繋ぐ県道66号線が通る梅田大橋。

 

梅田隧道

県道66号線にある梅田隧道。梅田湖のすぐ隣に位置するトンネルである。

 

馬立隧道

県道337号線にある馬立隧道。これは梅田隧道の先にあるトンネル。

二つのトンネルに心霊スポットの噂はないが、更に山奥にある三つ目のトンネルが『第三のトンネル』と呼ばれ(実際の名前は三境隧道)心霊スポットとしてよく話題になる。

ただ三境隧道は梅田湖からかなり離れた場所にあるのでここでは割愛する。

湖底に沈む道路

梅田隧道を通り抜けてすぐ右手にダムへ降りる道があった。

湖の中まで道路が伸びている。ダムの建設によって沈められた集落まで続いているのだろう。

湖底には神社やお寺、墓地も沈んでいると思う。

それだけで心霊スポットのネタとしては十分かもしれない。

もちろんお祓いをして移動させているとは思うが…。

 

県境変更桐生市合併記念碑

梅田大橋を渡って対岸へ向かう。

栃木方面へ向かわず梅田湖沿いに続く小道を散策してみよう。

まず目に留まったのがこの石碑。県境変更桐生市合併記念碑と刻まれていた。

どうやら対岸はかつて栃木県だったようで、群馬県に編入されて桐生市となった。

右の石碑には

この合併記念碑は水没のため旧入飛駒小学校から移設する 昭和五十八年七月 桐生市市長 小山…。(市長の名前下が読めなかった。)

と記されている。

後日調べたところ小山市長の下の名前は利雄さんとわかった。
昭和46年5月2日~昭和62年5月1日の間、桐生市長を務めた人物である。

飛駒尋常小学校水没跡

さらに上流方面へ進むと、また石碑があった。

左の石柱には飛駒尋常小学校

下に立て掛けてある石碑には水没跡地と刻まれていた。

 

大洲の水

大洲の水と名付けられた湧き水。

さっぱりとした美味しい水だった。

 

犬小屋

大洲の水すぐ隣にある山林ハウス?と書かれた犬小屋。

中にはメモで『おいしい水ありがとう』的なことが書いてあった。

簡易祠か?

 

心霊スポットといわれる理由の元ネタ その1・だいころしの滝

だいころしの滝

だいころしの滝物語が『梅田湖=心霊スポット』の発端かもしれない。

檀家が減少し寺の運営が出来なくなってしまった大涌時(ダイコジ)の住職は過去帳を手に持ちだいころしの滝へ入水した。

実際に存在した寺で山田郡史に自殺のことまで書いてあるそうだ。

また天明の大飢饉(1782年~1788年)の時に起きた事件も絡んでいると云う。

飢饉で困窮を極めた民衆が暴動(打ち壊し)を起こした。
鎮圧され関わった者の多くが処刑されてしまい、残された女子供は主人を失い生きる術を無くし滝の底へ…。

この二つの話が真実なのか、それとも創作なのかは不明である。

だいころしの滝は梅田湖に沈み無くなってしまった。

口承で滝にまつわる悲しい物語が伝わり、いつの日か世間に広まり曰くつきの場所と認識されてしまった可能性がある。

 

心霊スポットといわれる理由の元ネタ その2・千代が渕

千代が淵

だいころしの滝を過ぎ橋を渡ると県道337号線に合流する。

そこから少し上流に進むと千代が渕という場所がある。

ここもまた悲しい伝説が残っている。

乱暴狼藉を働く山賊から千代が村を救う。
しかし山賊に恨まれて狙われてしまう千代。
何処かへ身を隠すためこの渕を渡ろうとするが落ちて死んでしまう。

何の救いもない不条理な話だ。

これも心霊スポット的には美味しい話だと思うが、話の流れから考えて千代は怨霊として出てくるような女性ではないと私は感じた。

 

終わりに

梅田湖が心霊スポットといわれる理由は

・ダムの底に沈んだ集落があるから。
・語り継がれてきた『だいころしの滝』や『千代が渕』の物語が発展した。

といったところだろうか。

コメント

  1. もんもんもん より:

    天神山トンネル(松井田トンネル)以来のコメです。昨日久しぶりに梅田湖に行ってきました。
    梅田隧道を超え、橋を渡り対岸沿いを車で走り、また本線に出る直前の黄色い橋にまだ真新しい花が供えてありました。
    状況からしても自殺かと思われます。
    一緒にいた友達も10年以上前にも自殺か事件かわからないが車と遺体が発見された事があったと言っておりました。
    やはり自殺関係の霊も関係して出てきてもおかしくはないなと思いました。
    そのあと林道のピークにある三境隧道にも10年以上ぶりに行きました。まだ新しいトンネルですが夜はさすがに雰囲気だけは抜群ですね(^◇^;)

    • いちのまる より:

      もんもんもんさん

      以前コメントいただいたモンモンさんですね!お久しぶりです。

      >黄色い橋にまだ真新しい花が供えてありました。

      その献花は私が梅田湖に訪れたときに既にありました。
      (撮影日時を調べたら2015年の8月でした。)

      >一緒にいた友達も10年以上前にも自殺か事件かわからないが車と遺体が発見された事があったと言っておりました。

      G-searchデーターベースサービスで調べたら2007年11月10日の新聞朝刊に梅田湖で遺棄事件のことが載っています。
      遺棄は2007年の8月だそうです。犯人は捕まっているようです。

      >三境隧道にも10年以上ぶりに行きました。
      夜は暗すぎて怖いですね!昼間に行くとどうってことないですが。

      しばらく群馬に帰っていないのでたまには帰省して探索したいものです。
      コメントありがとうございました!

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