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肥前鍋島氏の万部塔と龍造寺家兼ゆかりの六地蔵【佐賀】

万部塔

佐賀市水ヶ江一丁目に万部塔と六地蔵という史跡があり、その場所は万部島と呼ばれています。

万部とは万部経のことで『追善や祈願などのために、万部の経典を読むこと』の意味があります。

名前の通り万部島は川(堀)に囲まれた島だったようです。万部読経が行われた島ということですね。

 

万部塔について

万部塔

写真の石塔群が万部塔。

初代佐賀藩主の鍋島勝茂から最後の11代・鍋島直大までの歴代藩主が願主となり、藩の安寧や民衆の無病息災の祈願のため法華経一万部を読誦したそうです。その記念に建てられたのが万部塔です。

ここで万部読経を初めて執り行ったのはかつて鍋島氏の主君だった龍造寺氏当主・家兼でした。

 

六地蔵について

万部塔

 

万部塔

六地蔵は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)において衆生を苦しみをから救済しようとするお地蔵さんです。これは日本独特の仏教文化だそうです。

この2基は1530年頃に建立されたもの。龍造寺家兼ゆかりのものと伝えられています。

 

終わりに

万部塔

万部塔と六地蔵がある敷地に佐賀の役招魂碑があります。

これは1874年(明治7)の佐賀の役で戦死した212名を祀る碑です。

佐賀の役については後日紹介します。

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