九州本土と天草諸島を繋ぐ天門橋と天城橋について

天門橋

九州本土から天草諸島を渡る天草五橋の第一号橋・天門橋。

1962年(昭和37)7月に工事が始まり4年2ヵ月の歳月をかけて橋が架けられた。

天草諸島は天然資源に恵まれた土地だが、当時は輸送の手段が限られていたためなかなか発展出来ずにいた。

 

天門橋

天門橋架橋計画は1936年(昭和11)、天草諸島湯島出身の政治家・森慈秀が天草に橋を架けると発言したことから始まった。

余りにも無謀な提案だったので森氏は『ほら吹き』呼ばわりされてしまった。

当時は宇土半島と天草諸島を繋げるほどの技術がなかったためなかなか話は進まず、完成するまでに25年以上もかかっている。

架橋によって自動車輸送が可能になり産業の発展、観光客の増加、また島民の生活環境の向上した。

こうして森慈秀氏の念願叶い、天草は大きく発展して行くこととなる。

 

天門橋

2018年(平成30)5月20日、天門橋の隣に天城橋が架けられた。

天城橋が設置された主な目的は交通渋滞の緩和災害時等の代替道路の役割を果たすため。

天門橋は歩行者も渡れるが、天城橋は自動車専用道路になっている。

 

天門橋

天門橋展望所から天門橋、天城橋がよく見える。

三角大矢野道路(天城橋経由)からは展望所に行けないので要注意!

 

天門橋

天門橋展望所の駐車場で下りの階段を発見した。

いちのまる
いちのまる

これは絶対橋の下に続いている!

立入禁止のロープや看板は無かったので下りてみた。

 

天門橋

やっぱ橋の下まで行けた!

 

天門橋

石山神社とな?

石柱に『昭和十一年旧八月五日建之』と刻まれていた。

そこそこ歴史のある神社のようだ。

 

天門橋

こちらは供養塔。

何やら書かれていましたが風化して殆ど読めなかった。

石山神社、供養塔はどうやらすぐ近くにある採石場に関係するもののようだ。

恐らく情報は見つからないだろう。

 

終わりに

天草パールラインホテル

九州本土側から撮影した天門橋。

左の山は飛岳といい、この下に採石場がある。

ちなみに手前のソーラーパネルがある所にはかつて天草パールラインホテルという5~6階建ての宿泊施設があった。

天門橋の開通と同時に建てられたが廃業し、廃墟となって長い間放置されていたらしい。

天門橋は心霊スポットだと噂されることがある。

過去の新聞を調べると確かに周辺で数件の事故が起きているが不気味な感じは全くしない。

むしろ歴史を考えれば『明るくめでたい橋』というべきであろう。

コメント

  1. プ~タロ~ より:

    近くの釣具屋で聞いたんですが、一時期「⚪殺の名所」みたいな感じになってて、飛び降りる方が多かったみたいてすよ?
    以前は近くの採石場や橋の真下付近の釣りが出来る場所で、夜釣りをやってましたけど、誰も居ないのに人の気配や話声が聞こえたり、悲鳴のあと大きい物体が海へ落ちた時の「バシャ~ンッ‼」とゆう音が聞こえたりして、そんな事があって以来昼間にしか行ってませんけどね。
    釣り仲間の数人は、人魂みたいなのがフワフワと飛んでたりしたのを目撃したそうですがね。
    霊が居る‼居ない‼に関わらず、なるべく中立な立場で居たいんですが、こういった話が多い自衛隊に在籍していた事もあり、実際に数回ほど体験したら信じざるを得ませんわな?

    • いちのまる より:

      プ~タロ~ 様

      十分な高さがありますからね
      そこそこ飛んでいるとは思います。

      全国の心霊スポットを巡っていますが、今のところ何か起きたことが無いのですよね…。

      こんなblogやってますけど、霊には興味が無いのです。(いてもいなくてもどうでもいいってスタンスです)
      事件とか事故、災害、戦争の歴史を調べるのが好きなので、
      心霊スポットの裏側のそういう歴史を興味深いと思うのです。

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