ガラス張りの廃墟、ホテル・ファミテックへ行ってきた

ホテル・ファミテック

栃木県日光市にあるホテル・ファミテック。

ガラス張りの建物で所々が無残に砕かれた何とも異様な容貌を持つ廃ホテルである。

現在は、おそらく中古車販売業者(詳細は不明)によって管理されている。当然、立入禁止。不法侵入しても碌な目に遭わないので”よいこのみんな”は外から眺めるだけに留めておこう。私は”よいこ”なので外から眺めるだけで満足した。よって内部の写真はこの記事に無い。

勇気ある侵入者たちがネット上に写真を公開しているので、気になる方は『ファミテック 廃墟』で調べてどうぞ。

 

ホテル・ファミテック

この廃ホテルに関する情報は殆ど残っていない。

建物が建てられた時期は国土地理院の空中写真から判明した。

空から眺めてみよう。

 

出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1976/09/29(昭51)撮影)

この時点では建物は無い。

 

出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1977/10/23(昭52)撮影)

およそ1年後。

いちのまる
いちのまる

おぉ、建物が建った!

ガラス張りの面が見えている?

正確な開業年は分からないが、1976年(昭和51)から1977年(昭和52)の間に落成したのは間違いない。

 

出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1982/10/04(昭57)撮影)19821004(昭57)

テニスコートっぽいのが設置された。

いつ閉業していつ廃墟になったのだろうか?

気になる所である。

 

終わりに

過去の新聞を漁っていると1980年(昭和55)の新聞で『ファミテッククラブ・被害者の会』についての記事を発見したが、これは関係ないよな?

内容は『土地の転売をもちかけレジャークラブ会員権を売りつけていた』という内容だった。

 

追記(2024年8月)

【資産価値ZERO -限界ニュータウン探訪記-】さんがYoutubeで当物件について触れていた。地番図や登記簿、過去の資料などを交えながら動画が進められていくのとても説得力がある。そして動画のオチが面白い。

また【廃墟検索地図】さんでも様々な資料を典拠として情報をまとめられている。オカルト界隈の方々はちょっと尻込みしてしまうかもしれないが、物件の詳細を知りたければ一読をおすすめする。

私も情報を参照にしながら確かの証拠を手に入れて記事の更新をしようかと考えている。

廃墟に無断で立ち入ると住居侵入罪、場合によっては器物損壊罪や窃盗罪など罪に問われるおそれがあります。

また事故によって怪我や死亡する可能性も考えられます。

許可なく廃墟に侵入しないようにお願い致します。

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