かつてこの場所には廃病院があった。
取り壊される以前の廃墟の写真がインターネットで確認出来るので気になる方は検索どうぞ。
病院名は飯地整形外科診療所。平屋建ての病院に院長宅が併設されていたようだ。
手術室やレントゲン室の残骸、院長宅には雑誌や漫画、金庫などが置き去りにされていた。
出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1962/05/08(昭37)撮影)
出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1975/01/30(昭50)撮影)
航空写真から1962年(昭和37)~1975年(昭和50)に建てられた病院だと分かる。
2006年(平成18)2月3日の朝日新聞に飯地整形外科のことだと思われる記事を見つけた。
取手市桑原の元外科病院だった廃墟から出火。平屋建ての約400㎡が全焼。全焼した建物は無人、不審火の疑いがある。
この翌年に廃墟は取り壊された。
終わりに
心霊スポットの噂もあったようだが、単なる廃病院だったのではないかと私は思っている。
と言うのもここは整形外科。医療事故でもない限り人が死ぬような場所ではない。
手術室の生々しい残骸が幽霊を連想させたのだろう。
廃墟になった経緯が気になるところだ。
古い病院だったので院長の高齢化、或いは死去で後継ぎがいなかったか?
後継ぎはあったが場所と病院名を変えた可能性も考えられる。
この辺りの情報は関係者や地元の一部の方々にしか分からないだろうから現地で取材を行うしかないが、残念ながらここだけにリソースは割けないし、何より取材は私の不得意分野なので調査は打ち切りとする。
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