茨城県鉾田市の塔ヶ崎に何のために設置されたのか分からない謎のトンネルがあると聞いて赴いた。
扁額には塔ヶ崎隧道とある。形状はボックスカルバート。
竣工は1989年(平成1)3月。
ちなみにこの上を通る環状道路(中根交差点、塔ケ崎交差点間)は1994年(平成6)4月13日に供用が開始された。
ネット上では地図にも載っていない曰く付きのトンネルと紹介されることもあるが、国土地理院の地図にはしっかりと記載がある。(2022年7月時点)
出典:国土地理院/空中写真を切取・編集引用(1947/11/03(昭22)撮影)
青の線が現在通る環状線で赤い線は塔ヶ崎隧道の位置と重なる生活路っぽい道。
あまりにも古い航空写真なので参考にはならないかもしれないが、この道が昭和末期まで残っていたためにトンネルを設置した可能性はある。
やがて利用する住民が減っていき、いつしか廃道&廃トンネルになってしまったのではなかろうか。
不法投棄と落書きがなかなかに酷い。
完全に死角となっているので不逞の輩が集うのだろう。
これ以上酷くなればいつか塞がれてしまうかもしれない。
塔ヶ崎隧道の落書き
坑門右側に『OK』。
『NeW eRA』
『QUICK』
『BAPE』かな?
幼女?ちょっとギョッとした。
どんな意味が込められているのか気になるところだ。
終わりに
一部の心霊サイトやYouTuberが塔ヶ崎隧道を心霊スポットとして紹介している。
たぶん、そういう場所ではないと、私は思った。
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