大分県に在住していた頃の私は別府市に用事があると必ずといっていいほど温泉に寄っていました。温泉施設が余りに多いため最初こそ戸惑いましたが、最終的に行く場所は固定しました。
明礬温泉のえびす湯、スーパー温泉やまなみの湯(主にサウナ)、そして今回紹介する鉄輪温泉のひょうたん温泉の3ヵ所です。他のふたつは↓で紹介しています。
ひょうたん温泉は『The 別府温泉』という感じなので初めて別府観光にいらした方におすすめできる温泉です。
浴槽内を写真で紹介することは残念ながらできませんが、男湯にある19本の瀧湯(打たせ湯)、温泉の蒸気を使った蒸し湯(ミストサウナ)、浴衣を着て入る砂湯(混浴)などのいろいろなお風呂があり一日中いても楽しめます。また中庭は昔ながらのゆったりとした独特な雰囲気が流れていて温泉以外の楽しみも待っています。
それではひょうたん温泉を紹介いたします。
ひょうたん温泉へのアクセス
大分県内の方なら国道10号線から九州横断道路(国道500号線)に入り道なりに進むとマルショク・やまなみ店が右手に見えます。そこの交差点を右折し少し進むとひょうたん温泉に着きます。
大分空港経由なら空港から特急バス・エアライナーを利用して別府北浜で下車します。徒歩で別府駅東口まで行き、そこから鉄輪温泉、鉄輪方面のバスに乗れば着きます。バス停は地獄原・ひょうたん温泉か鉄輪だと思われますが、私はバスを利用したことがないので詳しくはひょうたん温泉のホームページをご確認ください。
ひょうたん温泉の歴史
ひょうたん温泉は別府八湯の鉄輪温泉に属する温泉です。
大阪で事業を成功させた河野順作さんが1922年(大正11)に温泉を掘削したことから始まります。
リウマチで苦しんでいた妻を療養させるために温泉を作り無料開放したそうです。
現地案内板より
初期のひょうたん温泉。
河野順作さんはひょうたんが好きで、ひょうたん型の浴槽や建物を作るユニークさがありました。また当時では珍しい温泉プールもありました。残念ながら建物は戦時中に空襲の目標となるという理由で取り壊されてしまったそうです。

なんで『ひょうたん』なのかな?
どうやら順作さんは豊臣秀吉のファンだったようです。秀吉といえば馬印にひょうたんを使ったことで有名ですね。
温泉の情報
料金や営業時間は↑の通りです。
泉質はナトリウム-塩化物泉。切り傷やヤケドなどの緩和、また神経痛や筋肉痛などにも効果があるといわれています。
変更している可能性があるので、要確認!
貸切内湯の『マツさんの湯ここち』。
貸切内湯は10種類ありそれぞれ雰囲気が違うそうです。私は今のところ独り身なので縁なき場所ですが……。他にも幕湯・順作という貸切露天風呂もあるようです。
それでは温泉を楽しんできます。

ふぅ、いい湯だった。
風呂上りはこの中庭で休みます。お食事処には入ったことありませんが、お腹が減っても1ヵ所で済ませられるのはいいですね。
左の台は温泉卵を作る地獄釜です。
ここでは卵蒸し体験ができます。奥にあるのは温泉吸入器。
源泉から直接くる蒸気は喉によく、美肌効果もあるそうです。
温泉卵。お金は屋根付きの台にある籠に入れます。
支払いはお店の人に伝えなくても大丈夫だと思いますが、気になる方は近くのスタッフに声かけてください。
左側に湯飲みがあってひょうたんから出ている温泉を飲めます。

うん、美味しかった!
温泉に若干の塩味があるのでよく合います。塩味が足りない方は追加塩をどうぞ。
終わりに
別府観光に来たら地獄めぐりをして、近くのひょうたん温泉へどうぞ!
おしまい!
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