犬鳴村って本当にあるの?ダムに沈んだ犬鳴谷部落の名残を眺めて思う…。【福岡の旅】

犬鳴村

都市伝説や心霊スポット界隈で著名な犬鳴村。

巷で噂される犬鳴村は存在しません。

かつて犬鳴谷という集落はありましたが、1986年(昭和61年)に犬鳴ダムの底に沈んでしまいました。犬鳴谷に関する史跡が幾つか残っています。これは後で紹介します。

また犬鳴峠の近くに柳原という小さな集落があります。こちらは村と言える規模ではありません。今現在、人が住んでいるのかは不明です。

何故、よくない噂が流れてしまったのか?

別の記事で詳しく紹介していますので↓をご覧ください。

旧犬鳴トンネル

封鎖された犬鳴峠と最恐心霊スポット・旧犬鳴トンネルの真実について【福岡の旅】

2018-12-16

 

2020年、犬鳴村というホラー映画が公開される

犬鳴村

呪怨や輪廻で有名な清水崇監督が指揮を執るようです。

群馬県出身の映画監督なので同郷の私としては応援したいところですが、映画【犬鳴村】の公開には反対です。

まぁ、どのような内容にするかによりますけど…。事実無根な内容を公開したら犯罪レベルな行為だと思っています。

福岡県は犬鳴村の公開が始める前に犬鳴峠の完全封鎖、ダム側道の交通規制、警備員の配置などなど考えておいた方がいいかもですね。

いちち
今回紹介する犬鳴谷の名残は史跡として大変貴重なものですからね。

思慮が足りない人たちに入られて壊されちゃいかんと思うのです。

 

犬鳴谷の場所

犬鳴村

九州自動車道の福岡ICか若宮ICが近いです。

どちらかでも県道21号線に出て進めば到着します。

犬鳴谷の史跡はダムの側道にあります。一方通行なのでご注意を!

 

犬鳴谷の史跡

犬鳴谷の史跡を淡々と紹介します。

それではご覧ください!

 

水車小屋

犬鳴村

 

犬鳴村

この下に水車小屋があったのでしょう。

今は何も残っていません。

 

犬鳴焼窯跡

犬鳴村

 

犬鳴村

看板に犬鳴字皿山という住所が書かれていますね。

高原五郎七は安土桃山時代から江戸時代前期に生きた陶工。

庚申塔が近くにありました。『庚申鎮護』と書かれています。

庚申塔については↓

下仁田庚申塔

下仁田百庚申めぐりのついでに庚申信仰について調べてみた。【群馬の旅】

2015-09-13

 

タタラ谷鉄山跡

犬鳴村

 

犬鳴村

 

犬鳴村

どこがタタラ跡なのかわかりませんでした。

なので取り敢えず川まで下りてみました。

特に何もなし!

 

犬鳴村

 

犬鳴村

分校跡の周辺からダム湖を見ると朽ち果てた橋がありました。

こういうのを見ると堪らなく興奮します。

 

木炭窯跡

犬鳴村

 

犬鳴村

 

犬鳴村

ここははっきりと当時の名残が残っていました。

次が犬鳴谷のメインです。

 

犬鳴御別館について

犬鳴村

犬鳴御別館の入口にはバリケードが張られています。

自動車で中に入れませんが、徒歩でしたら見学できます。

 

犬鳴村

少し歩くとこの様な風景が広がっています。

 

犬鳴村
いちち
本当に素晴らしい史跡です。

これを見たら犬鳴を荒らして欲しくないと思うはず。

 

犬鳴村

犬鳴御別館は江戸時代後期に福岡藩の家老・加藤司書の命により造られた城です。

どのような歴史があるのか振り返ってみましょう。

 

犬鳴村

当時の日本は外国の脅威に曝されていました。(今もか?)

黒田氏の福岡城は海岸近くにありました。それだと海外と戦争になったとき間違いなく標的対象となるため、安全な犬鳴の山に小さな城を築いたのです。

いちち
藩主やお偉いさんを逃がすための城ということですね。

 

犬鳴村

築城者の加藤司書は勤王派に属し幕末の混乱期に切腹しています。

その後、犬鳴御別館は藩主の休憩所、所謂『御茶屋』になったそうです。

 

犬鳴村

正面右に大手門、左に搦手門や石垣、城内に庭園跡、司書の記念碑などが残っています。

文書によると、城内に藩主館、城外に長屋や宝蔵、火薬蔵などがあり、東側の西山連山の峠などの五ヶ所に番所を築くとあります。別館は福岡藩で最後に造られた城として貴重です。

犬鳴御別館 説明板より

 

終わりに

犬鳴村

以上が犬鳴谷の風景でした。

かつては林業、たたら製鉄、農業などを生業にする人々が住んでいた場所です。

貴重な史跡だと私は思います。招かざる客らによって荒らされてしまうと最悪バリケードを張られ見学出来なくなってしまうかもしれません。そうならないためにも分別ある行動を心がけて欲しいと存じます。

おしまい!



9 件のコメント

  • いちち様 初めまして。
    なほきちと申します。
    先日、生まれて初めて犬鳴峠を通ったのですが、私は大分市から福岡市の大学に出て来まして、
    その時に散々犬鳴峠についての恐ろしい話を聞かされたものです・・・
    それで、「犬鳴」という言葉自体に恐怖心すら感じる程の存在なのです。
    そして、自分が犬鳴峠に近づいている事自体(道程を知らなかった)を把握していなかったものですから
    「犬鳴トンネル」という看板を見た瞬間「ひええぇぇええぇぇ!」と車の中で叫んでしまいました^^;;;

    で、その際に隣にいた夫から「怖いのは旧道の方よ」と言われまして。
    帰ってから調べてみたところ、いちち様のブログに行き当たりました次第なんです。

    実は夫婦で歴史旧跡神社仏閣巡りを趣味にしておりまして、
    いちち様の記事を拝見しましたら、その関連の内容が沢山♪
    「すごい!すごい!すごーい!」と夢中になって読んでしまいました!
    特に「この犬鳴谷村」のお城跡・・・すごいです。
    夫にすぐに見せて「もう少し暖かくなったら行こう!」と話しております。
    (うちの夫は秋月黒田藩に仕えていた武士の末裔ですので、福岡黒田とは言え親近感が・・・)
    お陰で、「犬鳴」の地名に対する恐怖心の様なものがほぼ無くなったぐらいです!
    本当にありがとうございます^^*

    それと、杵築の回天神社さんも、近々行ってみる予定です。
    実家に帰る時に寄り道しようと思えば出来るので。
    赤迫湖は、実家のすぐ近くで、まだ実家におりました頃よくその近くの温泉に行っていたので
    いちち様の記事で思いがけずその地名を見たのもまた嬉しかったです。

    なんだかまとまりの無い内容で申し訳ありません・・・
    感謝を伝えたかったのです^^;;;
    また覗きに来させてくださいね。
    まだまだ寒さが続きます、お身体ご自愛下さい。

  • あれ?
    先程投稿させていただいたコメントが反映されないですね(^_^;)
    私の操作がおかしかったのかも、、、
    少し長めな文章だったので、再び打ち直す元気が出ない為、一旦寝ましてまた明日の夜に投稿させていただきます(*^^*)

    • なほきち さま

      コメントありがとうございます!
      承認制になっているので今反映されたと思います。

      犬鳴峠は日本で3本の指に入るほど有名な心霊スポットですからね。
      犬鳴御別館はとてもよいところですよ!是非行ってみてください。

      赤迫池は何で『丹』じゃなくて『赤』にしたのか気になるところです。
      私としては暗い意味ではなく良い意味で解釈したかったので若干無理やりな感じがありますが、
      あのような内容の記事になりました。

      >夫婦で歴史旧跡神社仏閣巡りを趣味にしておりまして
      羨ましい限りです!趣味を共有できる存在がいると人生楽しくなりますね!

      最後に、お心遣いありがとうございます。
      なほきちさんも風邪などひかないよう、あたためてお過ごしください。

      • いちち様

        ご返信ありがとうございます(*^^*)
        承認制と存じませんで、そそっかしい2回目のコメントで失礼致しました!

        赤迫池(前回、湖と書いてしまいましたが、池でしたね)の赤が、丹から来ていた事など全く知らず、赤迫と言う名前についても特に疑問を抱かずに暮らしておりましたものですから、すごく新鮮で、勉強になるなぁ~と感謝の気持ちでおります(*^^*)

        私は坂ノ市中学校卒なのですが、坂ノ市小学校と小佐井小学校と丹生(にゅう)小学校が一緒になるので、その時からの友人が丹生に今も暮らしていますし、丹生さんという友達も何人かいるので(必ずしも丹生に住んでいる訳ではなく、坂ノ市小学校区の丹生さんもいました)、機会があったら聞いてみたいですね・・・。
        ただ、歴史旧跡巡りでも言える事なのですが、興味が無い人には全くさっぱりちんぷんかんぷんな事みたいで、話していて日本語が通じない事(苦笑)すら多々あるので、答えは得られない可能性もありますが。゚(゚´Д`゚)゚。

        犬鳴谷別館に行く日が本当に楽しみです。
        あ!それと前回書き忘れてしまったのですが、
        群馬県から大分県へようこそヾ(●´∇`●)ノです♪
        これ、とっても言いたかった事でした!!
        では失礼致します!

        • なほきち さま

          >ただ、歴史旧跡巡りでも言える事なのですが
          わかります…。ネット上ですと多くの方が興味を持って
          いろいろ調べたり聞いたりしている感じがしますが、
          殆どの方が興味ないのですよね。
          まぁ、それはどんなことにも言えることですが。

          大分に住み始めて2年半たちましたが、住みいいですね!
          ただ、関東が少し恋しくなってきたのも事実です。

          これからもお気軽にコメント下さい。
          あたたかいメッセージありがとうございました!

  • 初めまして。
    福岡県出身の者で、楽しく記事見せて頂きました。
    自分もダムとか好きでよく巡ってまして、犬鳴ダム湖畔を周回したときは、
    干上がった湖底に出てきた旧犬鳴村の遺構とか見て楽しんでました。
    ネットで噂されてるような犬鳴村に迷い込んだら…みたいな噂は勿論
    嘘だと最初から分かったので、その説を見るたびに呆れてました笑
    旧トンネルも昼間に見たことはありますね~。

    今度映画になるのは初めて知りました。
    どんな映画になるかは知りませんが、知能が足らない連中が、大挙して
    押し寄せるようなことにならないといいですね。

    • バイク人 さま

      初めまして。コメントありがとうございます!

      当時使われていた橋とか道を発見すると何とも言えない気持ちになります。
      発見した喜びもあり、頽廃的な切なさもありみたいな。

      犬鳴峠の噂は特にひどいですね。
      ネット上の情報を見ると本気で信じている人が一定数いてビックリします。

      映画は題名を変えるか、放映しないほうがいいと思いました。
      『犬鳴村』という題名はあまりに直接的だなぁと感じます。
      多分、自治体も策を講じているのではないでしょうか。

      • 返信ありがとうございます(^^)

        映画の公式サイト見てきましたが、トップページに何一つ
        正しい情報が無くて、逆に笑えてきました…笑

        タイトルを変更すべきって意見はとても良く分かります。
        ここまで直接的なタイトルのホラー映画、中々無いですよね。

        • バイク人 さま

          そうなんです。笑えてきますよね(笑)

          八つ墓村みたいに実際に起こった事件をモデルにして…。とかならわかるのですが、
          犬鳴村で何かが起こったわけではないですからね。
          峠で殺人事件はありましたが、ホラー映画にする内容ではないと思いますし。

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