普段は通らない道を気まぐれでドライブしたときに見つけた棚下不動の滝。
聞いたこともない滝だったので期待していませんでした。

さて、どんな滝なのでしょうか?
それでは参りましょう!
棚下不動の滝へのアクセス
自動車で向かうのが無難。田舎道なので所々道幅が狭くなっているため注意が必要です。
電車だと上越線の津久田駅から徒歩およそ40分。ちょっと歩くには遠いですね。
棚下不動尊
手水舎(ちょうずや)でお清めして不動堂へ。

ひと気がなく落ち着いたご様子。この中にお不動様がいるのかな。
本尊不動明王は二尺許りの木彫黒漆玉眼入り。軍人の守護神として其の信仰特に厚く、日露戦争の際出征軍人に代つて明王の片手が落ち、爲めに棚下出身の出征軍人にして戰死者を一人も出さぬと云う。
(中略)
昔本體は利根郡某村に安置されてあつた。沼田の士が揚々として馬上豊かに本尊の前を通ると必ず落馬する。殿樣は大いに怒り、之を流して仕舞つた。それを拾上げて當村に安置したといふ。
1936年(昭和11)上毛郷土史研究会 発行 上毛及上毛人 棚下不動・空惠寺紀行より
本堂裏から滝へ続く道が延びています。
棚下不動の滝

うん、素晴らしい!予想以上だった。
日本の滝100選に選ばれているだけある。滝の裏が広い空洞になっています。想像よりも規模が大きく、さらさらと流れる美しい滝に脱帽。虹が滝を引き立てていますね。
どうやら棚下不動滝は雄滝、雌滝の二つからなっているようです。この写真は雄滝で雌滝は別の場所にあり気軽に行ける場所ではありません。時間があるときに挑戦してみようかと思います。
滝の帰りに寄り道
滝を見終えて駐車場へ戻る道中、草むらに隠れた石段を発見。
石祠が祀られています。
この祠の先に道っぽい(獣道かな?)のがあったので興味本位で進みました。
高所から見下ろす棚下不動尊の駐車場。
木の根が半分空中に浮かんでいました。地震や大雨が来たら下に落ちてしまいそうです。
断崖絶壁を進みます。落ちたらお陀仏。高所恐怖症の私の足はガクブル。
ここから少し進んで道が無くなったので退却しました。
終わりに
↑の断崖絶壁を屏風岩と呼びます。
おそらく私が登ったのは写真の右端の崖の上あたりだと思われます。
命がけで進めば屏風岩の上を踏破できるかもしれません。危険なので全くおすすめできないですが。
コメント