この記事を書いた人

にっぽん旅行記の運営者・いちのまるです。
X(Twitter)のフォローや投稿へのコメントをいただけると、活動の大きな励みになります!
どうぞよろしくお願いいたします。

いちのまるをフォローする

松田川ダムは心霊スポット?過去の事件と空中写真から読み解く地域の変遷【栃木】

松田川ダム

栃木県足利市の最北に位置する松田川ダム。

洪水防止と水道用水の確保を目的として造られ、竣工年は1996年(平成8)3月と、ダムとしての歴史はまだ浅いです。

インターネット上などでは「心霊スポット」としての噂が囁かれています。その背景には、過去に起きたとある悲しい事件が関係しているのかもしれません。

 

スポンサーリンク

松田川ダムで起きた痛ましい事件

松田川ダム

1999年(平成11)5月。

埼玉県羽生市在住の男が、群馬県館林市の路上で乗用車を盗みました。その車の後部座席には、チャイルドシートに座る当時1歳5ヶ月の男の子と、その隣に4歳の女の子が乗っていました。

男は当初、2人の存在に気付いていなかったとされています。理由は定かではありませんが、男は盗難現場から20kmほど離れたこの松田川ダムまで車を走らせました。

 

松田川ダム

ダムに到着すると、男は幼い姉弟を1人ずつ抱きかかえてダム湖へ投げ込みました。女の子は救助されましたが、男の子は帰らぬ人となって発見されています。

男が乗用車を盗んだのは、警察の追跡から逃れるためでした。数日前に茨城県で女子高生を誘拐・監禁していた事件が発覚し、逃亡を企てていたのです。

その後の裁判で、「残虐非道な犯行」として無期懲役を言い渡されています。

過去の空中写真から読み解く地域の変遷

松田川ダム

この凄惨な事件の他に、心霊スポットの噂の根拠となりそうな「歴史の爪痕」はあるのでしょうか。

ダム系心霊スポットの根拠としてしばしば語られる「水没集落」の存在を確認するため、『1994年(平成6)11月9日、1975年(昭和50)12月13日、1987年(昭和62)10月4日』に撮影された空中写真をそれぞれ照らし合わせてみました。

結論から言うと、ダムの底に水没した集落はなさそうです。

しかし、1987年(昭和62)までの空中写真を確認すると、現在の「松田川親水公園」の位置に小規模な田畑と3軒ほどの建物が確認できます。水没こそしなかったものの、ダム建設に伴って立ち退きを余儀なくされた世帯があったのは間違いないでしょう。ただ、これを心霊の噂と直接結びつけるのは無理があります。

現在、ダム湖の外周路には「命の看板(自殺防止の看板)」が掲げられています。こうした看板が設置されているという事実、そして過去の痛ましい事件の記憶が混ざり合い、いつしか「心霊スポット」という不穏な噂が生まれたのかもしれません。

確証を得るために過去の新聞なども調査しましたが、他に目ぼしい情報は見つかりませんでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました